講談社文庫<br> 遊楽部(ユウラツプ)ワイン物語―北海道の原野に独力でワイナリーを建設した記録

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講談社文庫
遊楽部(ユウラツプ)ワイン物語―北海道の原野に独力でワイナリーを建設した記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061840157
  • NDC分類 916

内容説明

山ブドウを原料にして赤ワインをつくろう。しかも、野生の山ブドウを採根して農場で栽培するというだれもが試みたことがない方法で…。人生半ばにして北海道乙部町にワイナリーを建設することを決心して苦闘10年、年間4万本の生産量に伸ばすまでの大奮戦を綴った感動とロマンのドキュメント。

目次

プロローグ リスク・テーキングへの決断
第1章 ワイナリー設営作戦
第2章 未知への挑戦
第3章 偏見と中傷をこえて
第4章 北の国の猛獣
第5章 悲喜こもごも
第6章 原生種ワインの褒貶
第7章 試練を越えて
エピローグ わが道をいくのみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rincororin09

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本棚の奥から引っ張り出してきて再読。これはホントの冒険の書です。ジャングルに分け入ったり高い山に登るだけが冒険ではない。ワイン買いに行きます(^。^;)2014/12/28

AICHAN

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著者がワイナリーを作るまでには多くの困難があった。何よりも著者を苦しめたのは北海道の排他性だった。開拓者たちの多くは離農し、わずかばかりの成功者が土地に根付いてからの北海道には、もはやパイオニア精神が失われていたのだ。農協の役員はよそ者の著者を貶める嘘を付き回り、農協系の金融機関はありもしない条件をでっち上げて著者に金を貸さなかった。その後の北海道にはパイオニア精神が少し復活したが当時はそんな状況だったのだ。保守的な彼らと著者との闘いを読んでいて、これから私が行うだろう医者や役所との闘い方のヒントを得た。2011/02/24

AICHAN

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遊楽部岳の日本海側の麓に広がる乙部町はニシン漁で栄えたがその後は過疎化が進んでいた。同町には江戸時代から和人が入ったが本格的な開拓は明治に入ってからだ。「遊楽部」はアイヌ語「ユウラップ(温泉が下る川)」の当て字。字からは理想郷にも思え発音の響きからも良い土地という印象を受けるが、「遊」や「楽」には似合わぬ荒々しい自然が多く農地開拓には相当の苦難があり離農する人も多かった。著者はそんな町にワイナリーを作るべく入植するが、農業地帯は他の例にもれず排他的で、思いもかけぬ困難が著者を待ち受けていた。

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