内容説明
官僚再編時代を迎えた今、“霞が関帝国”をめぐる覇権争いは、ますます激しさをましている。水面下で展開される高級官僚の新しい動きと狙いは何か。許認可権と補助金行政をテコに、日本を裏から操りつつ天下りと利権の蜜に群がる、新エリート集団の実態を抉る。背広の下の発想を綿密な調査で明かす力作。
目次
第1章 官僚とは何か
第2章 日本の官僚―その虚像と実像
第3章 霞が関“御三家”官僚の実態(自治省;大蔵省;郵政省)
第4章 天下りと利権のしくみ(肥大化する行政権力;天下り症候群;補助金行政の怪)
第5章 揺がぬ〈地下帝国〉(特殊法人のカラクリ;汚職・乱脈経理の真相;第2の特殊法人;通り過ぎていった「行革」)
第6章 官僚支配の打破にむけて