内容説明
財界総理の地位まで昇りつめながら一カ月の生活費は10万円程度という質素な暮らしをし、収入のほとんどを母・登美が創立した橘学苑に注ぎ込む…。「日本の破産」を食い止めようと行政改革に執年を燃やす90歳の“青年”土光敏夫の原点が、70歳にして独力で女子教育のための学苑を創立した母の姿にあることを鮮烈に綴った、感動の作品。
目次
序章 母にいちばん似てる人
第1章 コスモスの花のように
第2章 敏夫の青春の日々
第3章 夫婦のかたち
第4章 橘の名のもとに
第5章 法華経を支えとして
第6章 母の志を承けついで
第7章 会社建て直しの人生を…
第8章 登美の心を心として