内容説明
華麗なプレイぶりでラグビー・ファンを酔わせてきた松尾雄治監督が引退した。新日鉄釜石の日本選手権7連覇という偉業を達成した立役者が、常勝集団のリーダーとしての心構えや実践の数々について優れた考察を述べる。最強の人間性ラグビーはどう創られたか。勝利を生む優れたリーダーシップとは何か。
目次
第1章 戦う青春(とき)に別れを告げて―釜石ラグビーの伝統を守り伝える
第2章 土壇場の逆転勝利は、なぜ可能か―勝ってカブトの緒を締めない
第3章 ハード・ラグビーとソフト・ラグビー―指にペンだこか、足にラグビーだこか
第4章 戦いの勝敗を決めるもの―優れたリーダーシップとは何か
第5章 戦いの行方を「読む」知略と戦術―松尾ラグビーの強さの秘密
第6章 最強の人間性(ヒューマン)ラグビー―反・管理のマネージメント
第7章 人はなぜ強くなければならないか―修羅場をくぐり抜けたやさしさと陽気さ
第8章 さらば釜石、さよなら炎の男たち(ラガーメン)―勇気をなくした人間は何事もなしえない