内容説明
未知の領域に隠された事実を追い、虚像を排して実像に迫る。小さな事実への鋭い洞察がときには全世界を揺がすような大きな影響力を持つこともある。人間の真実を求めて、複雑なこの現代社会で今もっとも魅力あるノンフィクションの仕事をしている東西著名の10人にその手のウチを聞く。興味津津の対談集。
目次
ノンフィクションの可能性(沢木耕太郎)
今を生きる人の細部を書く(ゲイ・タリース)
一に素材、二に筆力、三に思想(上前淳一郎)
世界規模で集めたデータの豊富さ(ゴードン・トマス)
歴史の扉を開く作業(ジョン・トーランド)
取材した事実からのインパクト(加賀乙彦)
諜報機関の情報通(フレデリック・フォーサイス)
イマジネーションをこえる事実の重み(ドミニク・ラピエール)
限りない小状況の積み上げ(澤地久枝)
現代史のブラックホールを衝く(立花隆)