感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
25
戦後直後に政府が資金を出し、設立した「占領軍用特殊慰安施設協会(RAA)」。日本の恥として隠されてきた歴史を公文書と地道な取材で明らかにしたノンフィクションの傑作。従軍慰安婦問題を考えるうえで避けて通れない「軍隊と性」という視座を再認識させてくれる良書。原題は「敗者の贈物」。2015/08/30
depo
1
積読本。昭和60年に購入したのに読んでいなかった。日本政府は日本女性の純潔を守るため、「占領軍用特殊慰安施設協会」(RAA)を設置する。しかし、各地で強姦事件が発生した。しかし占領軍による検閲のため日本の新聞はそれを報道できなかった。最初に出版された際の題名は「敗者の贈物」だった。2024/08/10
れじーな
0
第二次世界大戦後の日本。アメリカの占領下で秘密裏に進められたのは、政府主導による米兵向けの公娼制度。絶対に教科書では語られない社会『性』度の成立こそがマッカーサーの二つめの帽子だったのです。2001/12/11