講談社文庫<br> 原子炉の蟹

講談社文庫
原子炉の蟹

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061833104
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@the_booby

49
これ以上は無いと言える密室の原子炉建屋の中で起こったと思われる殺人事件の被害者は誰なのか?サルカニ合戦を見立てた連続殺人の始まりだった。事件を無きものにしようとする電力会社が恐ろしいわ。サルカニ合戦の見立ても面白い乱歩賞受賞作でした。山好きの著者の他の作品も読みたいけどアマで「北アルプス殺人組曲」が2万以上の値段がついてる…。2018/04/07

桑畑みの吉

4
【第二十七回(1981年度)江戸川乱歩賞受賞作】原子炉という究極の密室で起こった連続殺人事件、おまけに被害者たちはサルカニ合戦に関する紙片を握っていた。何だか気になる内容である。読み終えてみると放射線管理作業の困難さ、作業員たち人件費の中抜き構造、電力会社の影響力など2025年の現在も変わらぬ点が印象に残った。反面、密室トリック、見立て殺人の意図、犯人の動機については、う〜ん…まあ、こんなものかなと感じた。余談ではあるが事件を追う新聞記者の性別を女性に変えて1987年にTVドラマ化されている。2025/12/02

のらしろ

3
約30年前の作品ながら、サクサクと読めて面白い。原子力発電所でおきる密室殺人事件を新聞記者が追いかける! 原子力での作業ってのは今も昔もそうは変わらんのだろうねぇ。2012/08/02

かぴ

2
30年前の作品でありながら面白く一気に読んでしまいました。犯人がまさか彼だったとは……2012/01/06

やす

1
まぁまぁ面白かったかな。2019/05/04

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