講談社ノベルス
天山の巫女ソニン〈2〉海の孔雀

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061828209
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

隣国〈江南〉の英雄・クワン王子に招かれたイウォル王子と少女・ソニン。だが、豪奢な王宮と歓迎の裏で、ある計画が動き始めていた!

はるか遠方を見通せる夢見の力を失い、故郷に帰されてしまった落ちこぼれの巫女・ソニン。〈沙維の国〉の末王子・イウォルの侍女となった彼女は、隣国〈江南〉への留学に同行することに。イウォルを招いたのは、華やかな容姿と大胆な行動で民の人気を集める王子・クワン。しかし、〈江南〉の王宮には不穏な影が差し、クワンの真意は謎に包まれていた……。新たな国で、新たな出会いと冒険が彼女を待つ! 飛翔する王宮ファンタジー、第2弾!

【著者紹介】
1969年福島県南相馬市生まれ。2002年「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞を受賞。2005年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞。本作はそれを改題加筆したもの。他の著作に『羽州ものがたり』(角川書店)、『女王さまがおまちかね』(ポプラ社)がある。ペンネームは子どものころ好きだった、雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名からつける。

内容説明

留学のため隣国“江南”を訪れたイウォル王子とソニン。彼らを招いたのは、華やかな容姿と知略に長けた行動で民から“英雄”と称えられる第二王子・クワンだった。極彩色の鳥が飛び交い、花咲き乱れる王宮は、その呼び名に相応しくまさに「楽園」。だが、一人の少女との出会いをきっかけに、ソニンは「楽園」に隠された悲劇と陰謀を知ることに。

著者等紹介

菅野雪虫[スガノユキムシ]
1969年福島県南相馬市生まれ。2005年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題加筆した『天山の巫女ソニン1黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅてふぁん

33
舞台は沙維の国から隣国江南へ。難しい性格と評されるイウォル王子、読んでいてあまりそうは感じないけどな。これはソニンとイウォル王子の成長物語か。結局のところ、江南の問題はスッキリとは解決していないようにみえる。これは今後の布石になるのかしら。2018/08/07

10
イウォル王子の成長の回。イウォル王子はもっと周りのこと見えているのかと思っていたが、違ったのか・・・。思っていたよりイウォル王子が子どもで驚いた。そして今回もソニンは最初から最後まで健気でいい子で強い子だった。ミンも相変わらずハツラツとしていて真っ直ぐで元気キャラだったなぁ。ミン好きだ。ただ弟が心配・・・。2013/01/29

azuno

3
言葉を持たない王子と巫術(?)で王子の言葉を聞く事ができる巫女上がりの侍女。薬草にも精通と今日はやりの異世界王宮物のハシリの様な設定。次は巨山に行くのかな?もう少しイウォル王子が成長してしっかりしてくれると嬉しいのだが。2025/05/16

本が好きだから。

3
レンヒが鍵となります二巻。 はてさて…どうなることやら。イウォル皇子の成長も微笑ましくなります。一巻に比べ、ハラハラしますが、面白さは相変わらず。是非読んでみてくださいね!2013/12/05

餡ドーナツ

3
前巻に少し登場したクワンが登場。イウォルの成長物語であったが、ソニン自身にも考えさせられたり学んだことがあった。レンヒとの因縁もどのように続き落としどころをつけるのかが期待するところ。ソニンとイウォルの関係もこれからどうなるのだろうか。2013/09/26

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