出版社内容情報
絶海の孤島で恐るべき殺人事件が!! 某家より理系サラリーマン・石崎幸二と女子高生ミリアとユリ宛てに孤島への招待状が届く。そこでまた密室殺人事件に遭遇する!?
内容説明
お嬢様学校・櫻藍女子学院の生徒が、見知らぬ車に乗せられ拉致される!が、彼女は途中で隙を見て逃げ出し無事保護された。その生徒の名は星山玲奈、大手食品メーカー会長の孫で、実母は十数年前に殺害されていた…。後日、警視総監宛に玲奈を攫ったという犯人グループより「別の女子高生を誘拐した…」との脅迫状が届く!絡み合う3つの事件!その真相とは。
著者等紹介
石崎幸二[イシザキコウジ]
埼玉県生まれ。東京理科大学理学部卒業。某化学メーカー勤務。『日曜日の沈黙』で第18回メフィスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
55
ミリヤとユリその8。よくもまあこれだけDNAを続けるのかと思うが、逆に言えばそれだけ思い入れがあるのだろう。内容はいつもの展開で安心できる。2014/02/17
ローリー
11
『皇帝の新しい服』を読んでいて、買い忘れに気付き、ようやく読みました。今回も探偵役の石崎が顧問の女子校のミステリ部部員が誘拐未遂事件に遭遇。そして、同じ犯人によると思われる別の誘拐をほのめかす脅迫文が警察に届く。やがて16年前の未解決殺人事件との関連が疑われ…、と言うストーリー。謎解き部分は、ミステリ的にはギリギリセーフだけど、現実にはあり得ないのが玉に瑕ですが、ミステリの文法には則ってるし、面白く読めました。相変わらず浮かばれない石崎がかわいそうではありますが、ミリアとユリの掛け合いは面白かったです。2013/11/11
たこやき
8
また島か!(笑) 島である必要がないのに、島にこだわる姿勢が素敵。今回は、謎の誘拐事件と、16年前の密室殺人がテーマで、トリックは小粒。けれども、しっかりと論理性をキープしており、終盤の畳み掛けるような解明に迫力があった。これまでと違い、惨劇などが少ない分、かえってギャグ主体の作風にあっているように感じられた。これまでのシリーズの中でも、かなりできの良い作品だと思う。2012/01/14
悪者みきこ
5
面白かった!平和な話もいいよね!様式美って素敵だ。あとは≠だけ。それより前は既読のはずだけど随分昔だしここまできたら揃えてしまおうかなあ。2015/08/25
Dorzy
4
笑ったー!「探偵(TANTEI)を並べ替えると、変態(HENTAI)になるのよ」「おいおい、Tはどこへ行った、Hはどこから来た」「十の位から借りてくれば良いのよ」この会話、最高です。(爆笑)もちろん充分ミステリーしてます。2012/02/26