講談社ノベルス
カンナ 鎌倉の血陣

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  • サイズ 新書判/ページ数 277p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061827219
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

甲斐は婚約者の聡美とお茶会に出席するため、鎌倉へ。貴湖と竜之介も現れて、聡美の胸中は複雑。そんな折、甲斐を挑発していた主催者の加賀美宗朝が殺害された!さらに甲斐たちも襲撃を受け、忍びの影がちらつく。宗朝が調べていた鎌倉幕府の源氏三代と関連が…?天下の将軍を操り、死へと追いつめた人物は誰なのか。

著者等紹介

高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED 百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

28
★★★★この作家、間違いなく鎌倉好きであある。鎌倉に隠された凄惨な歴史を解き明かし、源氏の悲劇をが語られていのは非常に面白い。QEDや鬼神伝と内容が重複することも多々あるが、違う切り口で語る事で読ませる技術は大したものである。この歴史の真実と並行して進む現在の「伝暦」盗難事件のについてもストーリが加速がしてきているので、さて当シリーズも残すところあと3巻。どのような結末がまっているのか、楽しみな限りである。2018/11/01

zag2

26
引き続きシリーズを追っ駈け中。今度は鎌倉へ。頼朝の子供である頼家と実朝は、北条政子の実子ではなかったのではないかというのをヒントに構成されたのかな、と思いましたが、鎌倉幕府草創期の不明瞭な部分を、大胆に想像しています。相変わらず面白いのですが、もう誰が味方で誰が敵なのか、訳が分からなくなってきました。 また次巻も読まずには居られなくなってしまいます。2023/10/26

kagetrasama-aoi(葵・橘)

25
高田崇史氏、登録十五冊目。カンナ・シリーズの第六作目。今回の謎は鎌倉幕府関連。北条政子とその息子達の確執の部分は説得力があって(現代の殺人事件との絡みも不自然じゃなかったし)、成る程って感じでした。早乙女諒司も少しだけ登場。こちらと社伝は謎めいた儘で気を持たされます。婚約者の海棠聡美は少しだけ好感度がアップ!これから甲斐との関係がどうなっていくのか楽しみです。そして、突然の棚旗奈々の登場にビックリ!実は数ヶ月前に出加茂神社に桑原と棚旗が参拝していたことが語られます。甲斐の兄と桑原が東京の九段坂の(続く)→2018/03/13

のほほん@灯れ松明の火

25
今回は聡美さんとの旅だったり、奈々さん再登場や、竜之介君にもなにか大きな秘密が隠されてる気配だし…。話が複雑になってきました。 北条政子の仮説には そうかも!と思わされました。それにしても「いざ、鎌倉」という言葉がとても虚しく感じました。鎌倉時代も 暗殺ひしめく油断ならない時代でした。 2013/05/07

ヘビメタおやじ

24
何作ぶりかの面白さです。でも、その面白さの源は、鎌倉幕府の異常性にありました。これは作家に失礼かもしれませんが、小説自体よりも、鎌倉幕府の要人がこんなに惨殺されている事実を教えてくれたことに感動しました。この事実によって、実朝暗殺の下りに説得力十分です。2016/04/30

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