内容説明
諒司が残した言葉をたよりに甲斐は貴湖らと長野・戸隠にある隠岩戸宮を訪れ、宮司たちの世話になる。片や甲斐の婚約者・聡美の祖父である鍬次郎も密かに社伝の行方を追わせていた。甲斐は何者かに襲われて突然姿を消した宮司らを捜すうち、天照大神の天岩戸伝説にかかわる重大な瑕疵に思い至り、虚実を暴く。
著者等紹介
高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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るぴん
39
カンナシリーズ第5弾。諒司の言葉から長野・戸隠を訪れた甲斐一行は、またしても事件に巻き込まれる。QEDの時から高田さんの天照大御神と天の岩戸伝説の考察は面白いと思っていたので、今回も面白く読んだ。岩戸の扉の位置なんて考えたことなかったな〜‼︎確かに扉の位置から考えれば納得できるかも。戸隠は知っていたけれど、日本各地に色んな流派の忍者がいたんだなぁ。次は鎌倉へ。2020/03/12
とも
31
★★★☆今回は戸隠山。歴史の主流とは少々離れてきて、風土記感が強くなっている嫌いもあるが。とはいえ戸隠は学生の頃に住んでいたところからほど近いところにあったので、気持ちの中では愛着のある近しい場所である。まぁ、戸隠といえば神社と蕎麦。もちろんテーマがそばであるわけがないので、この山社 戸隠神社と、それにまつわる天照始めとした天岩戸メンバーが集結する。だんだんと歴史より、現実の主人公3名の動向が気になってきたのは、作者にうまく乗せられている?とはいえ、引き続き 当シリースを読み継ぎます。2018/10/20
zag2
26
うわぁ、誰が味方で誰が敵なのか、訳が分からなくなってきた。これは次巻を読まねばなりますまい。それにつけても、歴史を廻って書かれている謎の類は、たしかに不思議なことばかり。よくこんなことに気がついたものです。2023/10/18
kagetrasama-aoi(葵・橘)
26
高田崇史氏、登録十四冊目。カンナ・シリーズの第五作目。今回の謎は戸隠に関連して、天照大神について。天手力男命が投げた岩戸が落ちた場所ですから。疑問も謎解きも成る程、と納得。面白かったです。神様だからという理由でなんでも有りの選択肢はこのお話では無しですから、こういう疑問を持つことが面白いと感じました。でも、盗まれた社伝と盗んだ早乙女諒司に関する謎は進展なし。婚約者の海棠聡美とその祖父も益々謎めいてくるし。真相解明が待ち遠しい気持ちです。2018/03/13
よっしー
22
涼司が残した言葉の謎を解くために、一行は戸隠へ戸隠は以前観光で訪れた為、神社の様子とかになると情景が思い浮かび、懐かしくなりました。そして、ここで甲斐の婚約者である聡子の祖父が登場。婚約者も勿論ですが、祖父はそれ以上に何を考えているのか分からない食わせ者ですね。天岩戸の扉、神話だから何でもアリだと思っていましたが、謎として紐解けば不思議な点が沢山ありますね。さて、物語はどう進んでいくのか、楽しみです。2023/02/18