講談社ノベルス
迷異家―人工憑霊蠱猫

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061826892
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

妖怪を具現化し理想郷を作るという、カルト集団・有鬼派の暴挙を阻止するため、戦い続けた美袋小夜子ら妖怪ハンターたち。だが敵は有鬼派だけにあらず。鬼神世界の魔力に取り憑かれた人々が、彼女たちに牙を剥く。圧倒的な数の敵になす術なく斃れる仲間たち、さらには大切なあの人までも…。失意の中、ついに迎える人の世の終焉、小夜子を待ち受けるは生か死か―。

著者等紹介

化野燐[アダシノリン]
1964年、岡山県生まれ。妖怪文人。1999年、『幻想文学』誌上にてデビュー。『怪』、『幽』などに論考・書評を寄稿。2005年、『蠱猫 人工憑霊蠱猫01』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芍薬

18
あら?これシリーズ何作目だったのでしょう?何の予備知識もなく続きものなんて、案の定おいてきぼりです。もう妖怪が出てそう?ってだけで節操無く借りてくるの止めよう……2015/07/08

眠る山猫屋

10
前巻から引き続き怒涛の展開は、いわばデビルマン(原作)の世界。今回も造りは凝っていて、遠野に秘められた白澤婁の迷宮を進む白石君と、遠野の街に満ちた鬼神使いたちと戦いながら白石君に会いに行く小夜子のパートが交互に描かれる。仲間の死・裏切り、宿敵の援助とめまぐるしく敵味方が入れ替わりながら、満身創痍のふたりは巡り会えるのか… 個人的には最悪のキャラクター猿投の死に様が胸をうった。許そう…彼のやったことの半分くらいはw2012/03/18

藤月はな(灯れ松明の火)

9
まさかの人物の協力や裏切り、前作から飛び過ぎている展開の速さに正直、戸惑っています。人の欲深さや物事に無関心、無責任、強大な力を手に入れた途端、超えてはいけない境界をも容易く超えてしまう心が描かれており、小夜子とともに「本当に人間は守るに値する存在なのか」と考えてしまいました。これでシリーズが終わりというような結末に生殺しのようなもやもやした気持ちがあります。2009/12/20

ラグエル

7
相変わらずのペースで。彼女が一枚かんでいた存在だったというのは悲しいような、逆に嬉しいような。城野さんについては嬉しかったー。まあ二人がラブラブでいいじゃんか。次が楽しみだな。2011/07/17

とことこ

6
これはまだ続くの?なんだろなぁ。嵐が過ぎ去った静けさ感が漂ってます。 時さんは本当に?龍造寺は?石和さんて?!終わったようで始まったようでまだこんがらがってるかも。ま、ツンデレ小夜子さんとヘタレ白石くんのお互いの想いが通じてよかった。二人して強くなっていければいいかな。2013/08/09

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