出版社内容情報
「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。
汀目俊希として中学校に通う零崎人識の下に、彼の友人を名乗る人物が現れた。“殺し名”序列一位、匂宮雑伎団の次期エース、匂宮出夢である。その口から発せられた『お願い』とは……!?
西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他
竹[タケ]
著・文・その他
目次
「零崎一賊」―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。汀目俊希として中学校に通う零崎人識の許に、友人を名乗る人物が現れた。“殺し名”序列一位、匂宮雑技団の次期エース、匂宮出夢である。その口から発せられた『お願い』とは…!?新青春エンタの最前線がここにある。
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろり - しろくろりちよ
76
『人間』シリーズ最終作。『戯言』シリーズのスピンオフ、零崎一賊のお話。『人間関係』は四冊同時刊行だそうです。まずはそのうち一冊目。※ネタバレ注意※出夢くんとのいちゃいちゃシーンに悶えました。狐さんからの依頼で玖渚直殺しに人識と出夢が共闘。本当に美味しいですこのシリーズ!全ては最後の決裂のために。情熱的に「かの殺し屋が、仕事のためでもなく、遊びのためでもなく、ただ恋のために人を殺したのは―これが最初で最後のことである。」大好きじゃんお互い。2012/02/11
ちはや@灯れ松明の火
54
其れは夢だった。傷口からはらはらと零れ出でる鮮血の如き禍々しくも澄み渡った夢。夢の果てに在る未来を人が識る術はない。殺人鬼の彼と殺し屋の彼或いは彼女、二重の貌を持つ異端二人、死屍累々たる途の交わりは必然の邂逅。生死の際を戯れて育まれる歪な繋がりが此の先も続くと、互いの思いを識っていたと、信じていた。あの刻までは。最悪の、暗転。二つに分裂た、ひとつだったかもしれない未来。遺されたのは断ち難い強固な絆だけ。夢を見た。紅く燃え立つように血に染まる其の想いを『恋』と呼ぶことを、彼等は識っていた。2010/06/06
そのぼん
35
言葉遊び的な感じが面白い作品でした。そこが西尾維新の作風の特徴なんでしょうね。あれこれ考えるより、雰囲気の面白さみたいなのを楽しみました。2012/11/08
ぺぱごじら
35
これから読もうという方に・・・最初に四冊を読む順序を決めておくことがお勧め。自分の拘りがよくわかります(笑)。因みにぼくは出夢から始めた「時系列派」(笑)。これは「戯言シリーズ」の外郭を補完する「人間シリーズ」。西尾維新さんは「いーちゃんと人識は鏡の関係」という概念を、シリーズで成立させた。戯言シリーズの舞台裏がよく理解できます。出夢篇の後に「ネコソギラジカル(上)(中)」あたりを読むと、出夢が抱く「想い」が余計に強く感じ取れます。切ないですね。2010/03/27
藤月はな(灯れ松明の火)
31
私は時間順に読むことにしました。ひーちゃん(人識のことを私はこう、呼んでいます)といることが心地よくなったことに葛藤する出夢の弱みに人類最悪が付け込んだことによって2人の関係が壊れてしまうのがとても切なかったです。本当に最悪に余計なことをしてあの人は・・・!最後の2人の殺し合いや直木三銃士の家長として後悔して死んでいった飛縁魔の最期の心情を思うと切なすぎて泣きそうになりました。しかし、なぜ、直木三銃士の名前に京極作品に登場してきた妖怪を採用したのか作者に問い質してみたいです。2010/04/03
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