内容説明
このあたりにはユニコーンがいるのよ―森の湖畔で幻の一角獣を目撃した、松浦凛・14歳。私立クララ女学院に通う孤独な少女が、淡い幻想と引き換えに手にしたものとは!?謎に満ちた表題作をはじめ、遠足中の小学生たちが巻き込まれた奇怪な事件「花いちもんめ」など、切れ味鋭いミステリ七編を収録。
著者等紹介
中島望[ナカシマノゾム]
1968年生まれ。1999年、『Kの流儀 フルコンタクト・ゲーム』で第10回メフィスト賞を受賞しデビュー。格闘系作品の小説家としてのイメージが強いが、2006年に刊行した『クラムボン殺し』など、ミステリーやSFも手がけ、様々なジャンルの作品を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
39
何というかどれの短編も後味が悪いというか。ぞくぞくしてくるので読んでる時は面白いし、後味が悪いといっても良い結末だとは思う。だけど、何度も読もうとは思わない。2014/06/15
ソラ
8
何というかどれの短編も後味が悪いというか。ぞくぞくしてくるので読んでる時は面白いし、後味が悪いといっても良い結末だとは思う。だけど、何度も読もうとは思わない。2009/03/15
センラ
3
驚異的に後味の悪い短編七作を収録。中でも表題作は別格。幻の一角獣を目にした少女のお話。これは幻想か、それとも。ラスト一行が胸に突き刺さります。2015/08/13
ジャム
1
切れ味鋭いSFミステリー7編を収録。この後味の悪さは浦賀和宏さんの作品に通じるものがあるなと思った。つまり、自分好みだなあと(笑)特にお気に入りは、表題作の「一角獣幻想(ユニコーンナイトメア)」、「母願う」、「方舟荘殺人事件」。2009/03/13
saifu
0
表題作と「卵生少女」が良い。2014/09/07
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