内容説明
19世紀末、大英帝国の港町リヴァプール。しっかり者の少年ヴィクターと、少女のような母バイオレット、そして優しいけれど頼りない父デビッド。貧しいながらも支えあう家族は、デビッドの“仕事”をきっかけに、敏腕警部と犯罪一家の争いに巻き込まれてしまう。白骨死体発見で幕を開けた物語は、豪華客船に乗って洋上へ―。家族の絆が胸に響くハートフル冒険ロマン。ダルメシアン犬ピリー卿の大活躍も必見。
著者等紹介
澤見彰[サワミアキ]
1978年、埼玉県生まれ。大学在学中、日本民族学を研究するかたわら、作家をこころざし、絵や文章の勉強を続ける。卒業後「らいとすたっふ小説塾」第一期生として1年間の修行ののち、『時を編む者』(光文社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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