内容説明
地震を予言したメール着信、その直後に大地震発生。その次に伝えてきたのは「人類滅亡」の予言であった。時を同じくして、妖怪の力で世界の転覆を狙う大生部は妖怪を具現化する本『本草霊恠図譜』を手に暗躍。巨大学園都市で起きた奇妙な連鎖が世界を滅亡へと導いていく中、“蠱猫”小夜子は野望を阻止するため仲間とともに戦いの地へ。だが彼女たちを悲劇が襲う。
著者等紹介
化野燐[アダシノリン]
1964年、岡山県生まれ。妖怪文人。1999年、『幻想文学』誌上にてデビュー。『怪』、『幽』などに論考・書評を寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とことこ
6
非常にやられた感があるんですけど...。だって途中まで人が死に過ぎてこのシリーズ終わっちゃうのかと思ったらそういうオチって...。 でもちょっとほっとしたよ。結局件はどうしたかったの?まったく。2013/03/03
お人形
4
またしても龍造寺主役編。件の解釈パートが面白かった。終盤の超展開にはびっくり。件の能力は反則だろ、と思ったら、そういう落ちなのね。2012/04/16
眠る山猫屋
4
再読。反則(爆)“件(クダン)”の解釈はなるほどな、と思わされた。予言ではなく、未来改変…もはや妖怪どころの騒ぎではない。そしてバタバタ倒される仲間たちを救うのはW龍造寺くん。でも今回限りだよね、件の使役者になるのは。そして最後は恋の逃避行、と。龍造寺くんたち、素敵過ぎるってば。2011/04/28
星華@FANKS
3
大生部の強さが圧倒的で仲間が次々と死んでいく中・・・この窮地を救ったのが龍造寺!!件の能力は思わず「反則でしょ~」って思っちゃいましたwww2012/07/09
昼夜
3
もしかしなくても一番憑いちゃいけない奴に件が憑いちゃった?2009/10/31