内容説明
スーパーで起きた奇妙な首吊り自殺。会社が秘密裏に所有していたマンションで起きた部長殺人とホストクラブでの殺人。大貫警部が熟睡するホテルの部屋で起きた殺人と会社の跡取りが狙われた事件。美術館で起きた名画強奪事件。修学旅行中のバスで起きた目撃者のいないバスガイド殺人未遂事件。誰もが首を傾げる怪事件に大貫警部が前代未聞の捜査&推理で迫る。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡生まれ。1976年に『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。「四文字熟語」「三姉妹探偵団」「三毛猫ホームズ」など、数々の名シリーズをスタートさせ、これまでに470作を超える著作を世に送り出してきた。そして、2005年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。また2006年には作家生活30年を迎える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
14
重い話や暗い話を読んだあとには軽めの作品を…と思って読み始めました。 う〜ん、サクサク進むので気付けば読み終わっていましたが、少しインパクトが弱い気がしました。2012/07/14
hirayama46
5
読んだことがなかった大貫警部シリーズをいきなり途中から読み始めました。最初の短編では向井直子さんの立場がよくわからなかったですが、読み進めてわかりました。傍若無人な大貫警部のフリーダムさを楽しむミステリで、トリックや構図にさほど意外なものはありませんが、やはりさくさく読めて楽しい。赤川次郎のシリーズものならではの気楽な楽しさがありました。しかし、狂喜乱舞と言っている表題作がいちばんやりきれないビターな話なのだな……。2025/02/28
エイサキ
2
5つの殺人事件を背景に、ふてぶてしさの具現のような大貫警部とそれに振り回される井上(と、わりと冷静的確な婚約者の直子)がてんやわんやしながら「刑事」をしていく「ユーモアミステリー」。思わず笑ってしまうようなテンポの良い会話、さくさく読める文章で気軽に楽しめる刑事モノです。しっかりしたトリックが読みたい人向けではありません。2014/11/22
みるくたると
0
☆3




