内容説明
九月。霧舎学園2年生の二学期に入って最初のイベントは京都への修学旅行。琴葉と棚彦は学園理事長のさしがねにより、京都の六角屋敷で、ある秘宝を探す羽目に。手がかりは六枚の地図とプリクラ。プリクラに書かれた「1四銀」の暗号を解く鍵は?学園ラブコメディーと本格ミステリーの二重奏、「霧舎が書かずに誰が書く!」“霧舎学園シリーズ”。九月のテーマは暗号解読。
著者等紹介
霧舎巧[キリシャタクミ]
1999年、『ドッペルゲンガー宮“あかずの扉”研究会流氷館へ』にて第十二回メフィスト賞を受賞しデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
51
私立霧舎学園ミステリ白書その6。今月は暗号解読。修学旅行先と学園の両方で同じ暗号を別々に解読する。今月も本にちょっとした仕掛けがあってビックリ(しかも表裏)。2014/09/12
じゅんぢ
29
作者の仕掛けた罠にまんまと引っ掛かってしまった。この作品は、作者のもう一つのシリーズ物「あかずの扉」研究会シリーズを読んでからの方が楽しめると思う。2020/05/01
ヒロユキ
24
メインの謎も囮とは、騙されました。暗号もひとつひとつミステリ好きならニヤリとしてしまうものばかり。場面分割が多すぎてちょっとごちゃごちゃしてたかな、それもこのシリーズらしいですね。謎をふんだんに詰め込まれた力のこもった一冊だと思います。2012/09/11
十六夜(いざよい)
12
九月。霧舎学園2年生の二学期に入って最初のイベントは京都への修学旅行。琴葉と棚彦は学園理事長のさしがねにより、京都の六角屋敷で、ある秘宝を探す羽目に。手がかりは六枚の地図とプリクラ。プリクラに書かれた「1四銀」の暗号を解く鍵は?学園ラブコメディーと本格ミステリーの二重奏、「霧舎が書かずに誰が書く!」“霧舎学園シリーズ”。九月のテーマは暗号解読。2020/12/06
たこやき
6
いつも通り、オマケなどを駆使したトリックは健在。3つの視点で展開される暗号解読などもあり、飽きずに読めた。でも、一番、印象に残ったのはむしろ別の仕掛けだったり(笑) ただ、これまでのシリーズよりボリュームがある分、色々な「遊び」を施すなどされていて、謎解きだけで一杯一杯だった過去のシリーズよりも読みやすく感じた。2010/08/27