内容説明
31人だけが生きる世界の謎に迫る第1弾『それでも君が』。金寛、芦柑、竹琉、ジャファ…彼らに起きた世にも残酷で温かな物語を描く第2弾『お伽話のように』。そして完結編『左手をつないで』。シリーズ全10話の短編が最後につながり、謎につつまれた“ドルチェ・ヴィスタ”シリーズ、その衝撃の全貌が明らかに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
32
シリーズ3巻目で最終巻。2巻目はだいぶ前に読んでるけど覚えておらず^^;心に傷を負った人々が心療内科医の副業の修理屋のバイトをしつつ再生していく物語…なのかな?結末は私にはあんまり難解で、よーわからん という感想しか湧いてこない。1巻目読んでないからね…1巻目んだら少しは理解できるか?それもまた謎なんだった☆2017/07/18
お~い
6
う~ん、いまいちこのシリーズはわからん。ラスト、金寛がが落ちた世界にジャファが堕ちたでいいのかな?謎です。結局結末というのが感じられなかった。というより、一巻のラストを物語のラストと考えたらつながるのかな?あの世界はジャファが作ったと思えば。なんにしても、解決部分が見えなかった。読んでいて、そう…という感じの感想です。2015/08/15
ここ
3
温かくて優しくて、でも弱い。それ故美しい。そんな人達が織り成す物語でした。とてもとても好き。大好き。かれこれ10年くらい愛読してます。2014/05/17
すみか
3
読むの2回目だったけど、繋がったと言えばそう。でももやっと繋がった感じ。それでいいような気もするけど…。とりあえず、キンカン好きだわ。2013/08/02
ちぃ
3
シリーズ三冊目。単独の作品としてみれば、一巻、二巻目とともに登場人物たちの心の変化が繊細で優しい物語だった。が、シリーズとしては一冊目と二、三冊目との世界観の異なりを無理矢理「ジャファ」というツールで繋げたようにしか見えず、相変わらず何となくの消化不良感が残る。あちら側の世界の話と、金田兄弟に纏わる話は別々の話でも良かったのじゃないかなぁ、と。金田兄弟と修復屋の話をもっと読んでみたかったなぁ、というのが率直な感想。ずっと歩き続ければ世界は元の場所へ戻ってくる。その言葉の意味には「ああ、」と納得もした。2013/04/27