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講談社ノベルス
キマイラの新しい城

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  • サイズ 新書判/ページ数 309p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061823914
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

「私を殺した犯人は誰なんだ?」欧州の古城を移築して作られたテーマパークの社長が、古城の領主の霊に取り憑かれた!?750年前の事件の現場状況も容疑者も全て社長の頭の中にしかない。依頼を受けた石動戯作も中世の人間のふりをして謎に迫る。さらに、現実にも殺人が!石動はふたつの事件を解明できるか。

著者等紹介

殊能将之[シュノウマサユキ]
1964年福井県生まれ。名古屋大学理学部中退
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

157
最初から全く入りこめず、このままたんたんと物語が進んで行くのなら、これは無理、ギブアップかなと思ったら、事件発生と景紀(カゲキ)の登場したあたりから、エンタメ感満載で一気に読み進む面白さになりました。それにしても前半は、なんなんだと思う気持ちが強いです。前半になんらかのアクションがあれば、もっと面白いと思いますね。あと個人的には、ミステリーというよりエンタメという感じですかね。途中から面白かったので、ギブアップせずに最後まで読んで良かったです。2018/07/10

nobby

93
これは大変しょうもないけど面白くて感心させられるミステリー!古城テーマパーク社長に憑依したのは元領主。その750年前の死の謎と現実にも起こった殺人の解明に挑む。時代を跨ぎ描かれる密室の真相は、当たり前さに苦笑して、あきれながらも本格感じて思わず唸り納得。相変わらず石動のポンコツで丸投げ具合など殊能作品らしい破天荒も健在だが、何よりエドガー氏目線の“外つ国”現代描写が楽し過ぎる。「一つ眼怪馬バイクでトキオーンのロポンギルズに入城」って!?ラスト武器として手にした“黒き剣”の顚末にも思わず爆笑(笑)2017/07/30

みっぴー

54
好きです!めちゃくちゃ面白かったです。テーマパークの社長がルイ9世の時代(750年前)の老騎士に取り憑かれました。密室で老騎士を殺した犯人を突き止めるまで成仏しないので、なんとかしてくれと…やっぱり石動シリーズに必要なのは○○○マシンだ(  ̄▽ ̄)他の方が書かれているように、私も某風呂漫画が大好きなので、かなり笑えました。舞台になった城の仕掛けも見事。笑いあり、涙ありのとても素敵な物語でした。2016/05/14

とくけんちょ

53
最後の作品。相変わらず、等身大の探偵が750年前の殺人事件に挑みます。この発想力が作者の持ち味。見事な展開と文字通りのどんでん返し!本格ミステリーとはいえないが、エンターテインメント。ともすればトンデモと言われかねない設定でも、シュールなキャラたちにより、なぜか説得力のある設定になっている。2019/11/09

さっとる◎

52
【メイ探偵祭】読後殊能さんの描く石動やアントニオにもう会えないことが本当に哀しくなってしまった(*´・ω・)石動もアントニオも持ち味を十分に発揮した素敵本。テーマパーク、騎士、古城、壁画、更には密室、死闘、詰め込まれた全てが面白い(笑)。エドガーさんが赤毛のカゲキと一つ目の怪馬バイクで疾走するシーン、ロポンギルズでの死闘、このあたりだいぶお気に入り(*^^*)当たり前の光景が当たり前じゃなくなる。気付いて当然のことが見えなくなる。当たり前じゃないことを当然として受け入れる。殊能マジック炸裂。2016/07/04

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