内容説明
孤島に隠棲する才能ある研究者が、自慢の施錠システムの中で襲われた。「嵐の山荘」状態で人間の出入りはなし。荒らされた室内で何が起こったか。事件の鍵は石崎が持ち込んだ袋綴じのミステリィ本に。封印が破られた瞬間、啓示は訪れた!?過激な女子高生コンビもますます快調。
著者等紹介
石崎幸二[イシザキコウジ]
1963年生まれ。埼玉県出身。東京理科大学理学部卒。現在、某化学メーカー勤務。『日曜日の沈黙』で第18回メフィスト賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
60
ミリヤとユリその4。密室モノなんだけどノリは相変わらず軽い。袋綴じは作中であるがイイ感じ。2014/02/15
coco夏ko10角
24
著者初読み。袋綴じに惹かれてしまって。おふざけな感じかと思ったら解決篇はなかなか。石崎さんはなぜ女子高生にここまでバカにされてるの…?散々な言われっぷり。2017/09/24
モルワイデ鮒
15
櫻藍女子学院孤島研究会やつたけ島へ。密室はあっさりめ。三人のギャンブラーは伊達じゃない。これと『捻れ屋敷の利鈍』『樒/榁』『世界は密室でできている。』『それでも君が ドルチェ・ヴィスタ』で密室本をもらいました。シリーズ通して 文庫化してくれないかなぁ。2024/10/13
Syo
13
タイトルに見覚えが あるような、ないような。 ってことで、高速モードで 読んだけど…。 う〜む。 もう読まないってことは ないよね。 この作家の本、 何冊か読んでるし。 さて。 八丈島のきょん。 ガキでか…。2017/01/08
雪紫
12
再読。仁美初登場事件かつ彼女の受難のはじまりの巻(笑)。孤独な数字はやっぱり森さん意識しとるだろ! なのはさておき、シンプルながら袋綴じを利用し尽くす謎解きと一喜一憂なギャンブラー達は再読でもやっぱり面白い(初読時まさか「奴」も利用するとは驚きだった)。最後の犯人との対応も良かった。そう言えば、玄円館殺人事件の犯人は謎のままだけど最後のリアクションからすると横村警部かな?2019/03/13