講談社ノベルス<br> スパイダー・ワールド 賢者の塔

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講談社ノベルス
スパイダー・ワールド 賢者の塔

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  • サイズ 新書判/ページ数 614p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061821750
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

時は二十五世紀。人類の文明は失われ、心を読む“意志の力”を獲得した蜘蛛が支配する地球。人間たちはその下で、下僕または奴隷として暮らしている。砂漠で育った少年ナイアルは、ひとり人類の自由を求めて闘いを始め…。“人間の意識の在り様”を問うC・Wの思想の集大成、代表作。

著者等紹介

ウィルソン,コリン[Wilson,Colin]
1931年、イギリスのレスターに生まれる。16歳で学校を離れ、25歳のとき、独学で書きあげた『アウトサイダー』がゴランツ社から刊行され、大ヒット作となる。マスコミ・批評界から、当時の若手の作家や芸術家たちとともに〈怒れる若者たち〉に分類されるが、本人はその分類を拒み、サルトルやフッサールの思想を引き継ぐ〈新実存主義〉思想の研究に従事。その後『宗教と反抗人』から『アウトサイダーを越えて』にいたるアウトサイダー・サークルを刊行。性倒錯、オカルト、犯罪研究を三本柱とする活発な評論活動で知られる。小説家としても、処女作『暗黒のまつり』以降、SF小説『賢者の石』、映画化された『スペース・バンパイア』など、作品は20作を数える。現在、イギリスのコーンウォールに在住

小森健太朗[コモリケンタロウ]
1965年大阪生まれ。1982年『ローウェル城の密室』が最年少で江戸川乱歩賞の最終候補となる。1994年『コミケ殺人事件』(現・ハルキ文庫)で作家デビュー。現在まで9作の長編ミステリ小説を刊行している。『ネメシスの哄笑』(出版芸術社)、『ネヌウェンラーの密室』『神の子の密室』(講談社ノベルス)、『バビロン空中庭園の殺人』『マヤ終末予言「夢見」の密室』(祥伝社)、『駒場の七つの迷宮』(光文社)などがある。翻訳書にミハイル・ナイーミ『ミルダッドの書』、カリール・ジブラン『漂泊者』がある
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感想・レビュー

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いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

7
**ネタバレ・クトゥルー**人類がその頂点を追われて久しい25世紀。人類の代わりに頂点に君臨したのは、知性を持ち、心を読む恐るべき"巨大蜘蛛"だった・・・。文明が消失したこの時代では、人類はもはや食糧や奴隷に過ぎないのか!?――さすが、コリン・ウィルソン!人類が食糧兼奴隷に成下がった世界を見事に描き切っている。虫嫌いの方には地獄以外の何物でもないですが、『アリの幼虫を捕獲し自分らを親と認識させて、土木作業させたり食料を運搬させたり』と実際の昆虫の習性を調査し活用する徹底さには脱帽!超シビアサバイバルSF!2012/08/16

Zen-zen

0
テレパシーを操る蜘蛛に人類が支配される未来の地球、心の力に目覚めた少年の冒険を描く。ジュヴナイルだけどいかにもウィルソン的。設定が割と雑なのが(「昆虫が巨大化した場合、自分の体を支えられるのか」や、超強力なビーム銃が突然出てくるところとか)SFファンに評価されてない所以か。2015/02/18

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