内容説明
徳川光圀率いる牢人軍に、徳川頼宣の幕府本軍を加えた日明連合軍は、南京を制圧、南明政権を打ち立てた。勢いに乗り、清の帝都北京まで攻め上ろうとする連合軍の前に、清の守護神、執政王ドルゴンが立ちはだかる。両軍総勢七十万、最終の総力戦の火蓋がいよいよ切って落とされた!歴史ロマン、堂々の完結。
感想・レビュー
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saladin
2
日明連合軍はついには北京をも奪還。のだが、中国内での動きはほぼそれでおしまい。一応、明を再興したことになるのだろうが、その後どうなったのか描いていない。鄭成功もフェードアウト。その代わり、どうでもよくなっていた幕府転覆計画(のための敵方の逃走劇)がクライマックスに。うーん。読みたいのはそんなことじゃないんだけれど。思うに、やはり登場人物の魅力に乏しいのが本作の最大の難点。最初から登場している人物が戦死しているのに、胸に迫らないのがその証左だ。女性もまったく活躍しないし…。もっと腰を据えて描いてほしかった。2019/10/11
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