内容説明
雪に閉ざされた山荘。そこは当然、交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など一癖も二癖もある人物達。突如、発生する殺人事件。そして、「スターウォッチャー」星園詩郎の華麗なる推理。あくまでもフェアに、真正面から「本格」に挑んだ本作、読者は犯人を指摘する事が出来るか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
53
十数年ぶりの再読。雪に閉ざされた山荘という、冷静に考えれば絶対に避けるべきシチュエーションでの連続殺人で、犯人の自爆ぶり、壊れっぷりが凄まじい(笑)。純粋なフーダニットというのはとかく理屈っぽくなりがちですが、これも例外ではありません。こんがらがって頭痛がするほどのロジックを積みあげていくので、作中人物も理解できずに「茫漠とした顔付きでぼんやりと眺めているだけ」ですが(笑)、私はこのしつこさが大好きです。都筑道夫へのリスペクトが感じられる「注意書き」も茶目っ気たっぷりで、再読でも十分楽しめます。2016/02/10
とも
49
★★★★久しぶりに、推理小説を推理しながら読んでみたが、とどのつまりであっけなく騙された。3人にまでは絞り込みながら、とはいえ圧倒されるのは論理思考としての犯人の6つの条件。ここまでは考えがつかなかった。とにかく、久しぶりによい本格推理に出会え、気分良く騙された。2017/06/04
J7(読メ低浮上中)
25
この作品も名作ミステリとして名が挙がる一冊だったので読んでみました。で、最後まで読んでなるほどこんなどんでん返しが・・と感心。この小説、章ごとになぜかいちいち丁寧な解説が入ってきて、他のミステリにはないその入念さが、逆に何か仕掛けてくる気がプンプンするぞと序盤から構えさせられましたね。個人的に綾辻行人先生の『どんどん橋落ちた』と似たようなニオイを感じたかな。登場人物や物語の運びもどこか軽妙で読みやすい。同じ世界観の続編はあるのかな?主人公とあの子の関係とか、色々と続きが気になるところはあるのだけど。2017/03/04
桂 渓位
21
フェアである事に、間違いは無い作品でした。 見方を変えると、ワトソン役が立つ瀬ないと言うか、ここまで悲惨な役回りの作品もなかなか無いなと思いましたね。2017/09/17
はな
20
15年ぶりくらいの再読。前回は文庫だったけど図書館にはノベルスしかなかったのでノベルスで。なぜかUFOというキーワードしか覚えてなくて、普通に楽しんでしまった笑 シーンが変わるたびに作者からの注釈やヒントが挟み込まれるのがおもしろい。必ずみんな同じところを読み返したくなるはず。おもしろかった~今度は絶対に忘れない!2017/08/26
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