内容説明
異界からの邪悪な意志に操られる、玩具職人ヘンリー・ストーフ。彼が建てた屋敷は、想像を絶する恐怖と罠をもって7人の客人を待ち受けていた!果たして邪悪な囁き声の望みは?そして7人の客人は無事、自分達の願いを手にいれることができるか?全米で100万本を越える大ヒットを達成したホラー・アドベンチャーゲームソフトが、いま小説となった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
24
約20年前、米で流行ったパソコンソフトのゲーム。映像の雰囲気がとてもいい幽霊屋敷もののパズルゲームのノベライズですが、残念!設定はいいんですが映像の視覚化が中途半端で、そのうえ登場人物にも感情移入できないせいか雰囲気に浸ることができず怖さを感じませんでした。ゲームと同じくエンドレスな結末を演出したため登場人物が何も成し遂げないことに不満があるのでしょうか?それともゲームでは大きな要素であるパズルの部分がおざなりになったせいでしょうか?2014/08/20
東雲 忍
0
元はPCゲームで、当書はノベライズ小説……のはず。ゲームのノベライズとは認知せずに読み始めました。 登場人物が多く、視点が目まぐるしく変わるので、ゲームブックなどに近い感覚。 ミステリー色強めで、後半は超常現象系ホラーが跳梁跋扈といった感じで一番怖いのはやっぱり生きた人間なんだなぁとしみじみ。 あとがきより、どうやら様々な映画や小説などのオマージュ・パロディが沢山散りばめられているとの事。オマージュ元に造詣が深い方はより楽しめるかと思います。2024/07/05