講談社ノベルス<br> 翡翠の城―建築探偵桜井京介の事件簿

講談社ノベルス
翡翠の城―建築探偵桜井京介の事件簿

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  • サイズ 新書判/ページ数 365p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061818736
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

明治時代以来、創業者の巨椋一族で固められてきたオグラ・ホテルに内紛が持ち上がった。創業者の娘で95歳になる老女が住む別邸・碧水閣の取り壊しを巡って一族の意見が対立、次期社長の座もからんだ骨肉の争いが勃発したのだ。沼のほとりに建つ異形の館を訪れた桜井京介は、一族の血塗られた歴史に迫っていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

U

17
おお、建築探偵っぽい……!という衝撃と痛ましいすれ違いと脈々と受け継がれた一族の歪み。蒼の過去がちらと見えて、この後にあるらしい過去回に対する期待が高まります。読まねば。蒼はそこはかとなく惚れっぽいながらも、優しくて強い子だよなあ。教授が可愛がりたくなるのも分かるというか。今回初登場の教授も見た目と喋りのギャップでさやかさんじゃないですけどグッときました。改めて思ったのは、桜井の蒼に対する身内っぽさがなんか好きだなあというところ。返して蒼の桜井に対する理解も。2015/09/12

tomtom

12
家系図複雑すぎて、こんな家で生きていかないといけないあの家の人たちも気の毒な人たちに感じた。蒼の過去が少しずつ出てきて、あまり幸福ではなさそう。これから明らかになるんだろうけど、ちょっと辛い。家政婦のおばあさんは見破れるのは当然かもしれないけど、分かって嬉しい。2022/01/20

ふじさん

11
「建築探偵シリーズ」第三弾。前二作で試した別々の方向性を統合し、より研ぎ澄ました印象のある長篇ミステリ。建築物に纏わる秘密を紐解く事で血族という鎖に縛り付けられた者の憂いを断つ筋は、まさに「建築探偵」の面目躍如。今作では既刊に輪を掛けて複雑な親族関係、入り組んだ利害関係が用意されており読み応えがあった。犯人特定の驚きや論理性はさほど重視されないが、長い時の流れが築いた重層的な謎、歩み寄れずに擦れ違う人々の悲哀を叙情味豊かに書く筆は著者ならでは。魅力的な新キャラ、蒼の過去と成長等、シリーズ的な読み所も多い。2021/11/08

みどり

8
再読なのだが、これはよく覚えている内容だった。 多分「蒼」の恋心的なもの?が少しだけれど、見えた作品だったからかもしれない。 シリーズの初めから一貫して「建物は人が住んでこそ」という考えがあるからこそ、この「家族」とか「血縁」が絡んだ、人が人としてあるためにできてしまう、愛憎を読み解く感じが何とも言えない。2021/12/04

あおさわ

7
今回も館をめぐる人々の呪縛と、そこからの解放のストーリー。ホテル・オグラを経営する巨椋家と碧沼に沿ってたつ不可思議な館をめぐって、血の匂いがただよいはじめる。犯人は、「なんとなく厭」と思ってたあの人で;個人的にほっとしましたw蒼くんはほんとこのシリーズのキーパーソンですね。マリアさんへの蒼くんの言葉に感動しました。京介さん、もっと優しくしてやってください;;2012/02/21

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