講談社ノベルス<br> 迷路館の殺人

講談社ノベルス
迷路館の殺人

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  • サイズ 新書判/ページ数 291p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061813816
  • NDC分類 913.6

内容説明

複雑な迷路をその懐に抱く地下の館「迷路館」。集まった四人の推理作家たちが、この館を舞台に小説を書き始めた時、惨劇の幕は切って落とされた。密室と化した館の中で起こる連続殺人。真犯人は誰か?随所にちりばめられた伏線。破天荒な逆転につぐ逆転。作中作『迷路館の殺人』が畏怖すべき真相を晒した後、更に綾辻行人が仕掛けた途方もない二つの罠。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

55
再読。事件も良いんだけど(隠し通路も毎回扱い変えてるし)それ差し引いても、迷路の雰囲気の静けさや怖さが良く書かれてるし、まだ著作を重ねてない若い時代だからこそ描けるミステリ論と情熱熱いよね。あのエピローグ・・・やっぱり、あれはギリギリの綱渡りなのでは。読み返すとこれも映像化描き方次第でイケる・・・のではな気が(いや、迷路とかどう表現を?)。2023/12/19

銀河

52
おおー!おもしろかった!作中作自体の出来もよくて、それだけで終わったとしても、そんなに不満はなかった。でも、その後に仕掛けられたという二つの罠。はい、二つともに嵌まってしまいました。こういうあっと驚く仕掛け、大好きです!これも伏線だったのか〜ってびっくり。迷路館の構造もストーリーにしっかり絡んでたし、さすが、うまい。館シリーズまだ3つ目だけど一番よかった。真犯人の動機にも納得できたし。2011/05/05

ちゃちゃ

28
いやー。安心して騙されますね。(変な日本語)それにしても,次から次へと新しい手だてを講じていますね!さずがです。この調子で,「館」を制覇!2011/02/01

とも

23
★★★★密室、ダイイングメッセージ、焼失、誤認、作中作、少々の叙述と、推理小説のトリックオンパレードの作品。途中で犯人はほぼ絞れたが、そこからのどんでん返しが半端なく、特に後半は怒涛の展開で驚きの連続。さすが代表作だけあるが、少々の難とすれば、トリック重視でストーリーが薄っぺらくなっている感が。もう少しページ数を増やしてでも、背景に力が入っていればよりよいかもしれない。2020/06/06

うみ

16
館シリーズ普及の名作、迷路館の殺人。あの見取り図を見ただけで仰天する。こんな館に誰が住む? と、その感想は万人に共通だろうと思う。凝りに凝った体裁にいざなわれ、迷い込むは推理の迷宮。初読み時にこの真相を見破った人は果たしているのか!? 自慢じゃないが自分はただただ驚くばかりで、動悸息切れ発汗と戦いながらの読書だった。これぞまさしく、目眩く真相なのだ。2023/02/25

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