出版社内容情報
【内容紹介】
助手としてNG大学に潜り込んだ坂根第一には、自らの手で生命を創造するという、恐ろしい野心があった。そのため第一は、一ノ関教授の研究成果を手に入れようとするが、自分と相通じるものを一ノ関教授に感じるのだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
仲本テンカ
8
未完の作品だったのですね…。かなり複雑に物語が絡み合い、とても迫力がありました。メフィストの嫉妬が、物語の鍵になっていったのでしょうか。2013/12/04
ags
1
最後文字だけになって行くのが切ない。面白くなったタイミングで終わったのが残念2026/01/06
印度 洋一郎
1
坂根がNG大学で過去の自分である一ノ関教授に接近し、生命創造という野心に乗り出すという物語の冒頭に戻っていくが、同じようで違う視点から描き直していく。坂根に想いを寄せるメフィストの存在感も段々大きくなるのも印象的。そして、大学紛争を背景に、坂根とまり子の関係も深まっていくが、後半に時間は一気に十数年後へ飛ぶ第二部開始。そこでは成功した実業家となった坂根が発狂したまり子に再開、というところで絶筆になった。最後の数ページはネームが入っただけの原稿で、ここに絵が入っていればなぁと思う。2023/05/23
福籠
1
う、うそだあー! 未完! こんな面白いのに! 2部が始まってすぐ絶筆となった手塚治虫最後の作品にしてファウスト三部作の最後。手塚氏のファウストものはゲーテの原作を読んでいるとより差異がわかって楽しめる。前作では戦国時代だったが、今回舞台が学生運動時代の日本となっている。2作目(百物語)でもそうだったが、原作ファウストでも人間味溢れるメフィストフェレスが女の子として登場することで恋する乙女になっているのが大好き。前作よりも嫉妬の過激さがレベルアップしている。ネオファウストは物語構造が時代を先取りしてる2015/09/16
松田望
1
手塚氏の絶筆となった一番最後の作品。 一年かけてきっちりループ構造を持っている物語を作るというかってない緻密な構成。手塚氏はこの作品を死で終わらせなければさらに進化する過程だっただろうに…… 巻末に、病床で描かれたネームが収録されている。 ネームの中で車だけが下描きまで完成していることに不思議さを感じる。 構図も決まっていないのに(人物はあたりのみ)なぜ車だけ? そして資料なしに車を描いているということは手塚氏がある種の写真的な記憶力を持った人だということか……2014/06/26
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