出版社内容情報
【内容紹介】
“ゼフィルス”たちの計画が実行に移されるときがきた!!全世界にばらまかれた黄金により世界は一大パニックに……。暴動と陰謀がうずまく中、五本松とミルダはふたたび出会うことができるのだろうか!?堂々完結編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤字
1
図。最後までストーリーに入り込めなかった。五本松は好きだったけど。/「金をばらまき通貨の存在を無とする」なんてアイディアは面白かったな。2012/08/24
松田望
0
あとがきにて手塚氏いわく、「この作品でいちばん気にいっていたのはタイトルです」は裏を返せばタイトル以外は気に入っていなかったということ? いわく、中だるみ、物語が広がりすぎて収拾がつかなくなった…… いわく、大河もの連載の欠点がこの『地球を呑む』でも露呈した…… 手塚氏の自作けなしは自作を愛しすぎるゆえのレトリックだと思っているのでそのまま受け取りはしないけれど、バランスがおかしい作品であることは確か。しかしそういう歪み含めて手塚漫画の魅力なので、憎めなくて、いつも手元に置いておきたい作品。2014/05/12
hirokazu
0
1968年の「ビッグコミック』創刊時の連載作品。他の作家と同じように読み切りシリーズでいきたかったのに、編集長から「あなたは大河もの作家だから」と言われ、スタートしたものの「中だるみ」「収拾がつかなくなっ」てしまった作品。途中、路線変更で3話ほど読み切りエピソードを描いているのだが、これは結構面白い。でも全体としてはやっぱり失敗作。2010/11/22
ビシャカナ
0
読み終えてふと思うのは、傑作になりかけた惜しい作品という印象。金をばら撒いて経済を滅茶苦茶にしたり、奇想天外な発明品でモラルを破壊する、絶世の美女が全てを狂わせる。などアイデアは良かったが、畳みきれなかったのは確か。あとがきで手塚治虫本人もボヤいているが、このアイデアを発展させればまだまだ現代でも通用する傑作になり得たと思う。2019/01/13
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