出版社内容情報
【内容紹介】
もはやまともな人間としては生きていけないことを悟ったレオナは、あろうことかロボットであるチヒロとの“駆け落ち”を決意する。極寒のシベリア平原を舞台に、奇妙な愛の逃避行が始まった!!火の鳥、好評の第8弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
zero1
45
【復活編】舞台は31世紀。どこか人間じみているロボットのロビタ。ネグレクトの少年とロボットの関係。しかし悲劇が…。長い裁判の末、有罪となったロビタたちは、ある行動に出る。「クララとお日さま」(イシグロ)を思い出した。📚️後半はロビタ誕生の物語。チヒロとレオナは人とロボットの壁を越えられるか。生命倫理と臓器移植が絡んだドラマ。【羽衣編】は天女とズクの話。羽衣伝説に核戦争を描く。元は放射線障害を題材にしていたらしい。📚️図書館で見かけ、何度目かの再読。今読んでも斬新。人は機械と共存できる?2024/11/13
かず
22
★★★★★Kobo。2017/07/08
読書好きの変人
10
復活編、羽衣編完結。復活編はうまくまとまってくれた。結局は盛者必衰の理というか。悩み戦い抜く登場人物ほどことごとく物語からフェードアウトしてしまう。それは死んだり急に100年後に時間軸が飛ぶからだけど所詮人間って悠久の時間の中ではちっぽけでそんなアリみたいな小ささでいろんなことで悩んで苦しんでるんだっていう俯瞰の視点で描いていてそれを読む僕らももはや神の視点だなっておもった。 羽衣編は戦前マンガの作りでのらくろを彷彿とさせる。これも現代では死滅した技法なので斬新に感じる。2023/12/22
さんまさ
6
復活編後半。時系列を丁寧に読んでいくと話がつながる構成。羽衣編はよくわからんかった。。2013/06/03
歩兵
5
復活編後半と羽衣編。実験的な要素が大きくて、話としてはわりとアッサリしている感。2013/06/26




