出版社内容情報
判型:A6判
頁数:272p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー
比類なき最大の巨城をめぐる八百年の歴史
豪族・江戸氏の館から皇居へ、数々の転機を経つつ保たれた江戸城。通史に加え、莫大な労力をかけた築城や城内の生活にも触れ、様々な視点から歴史的意義を探る。
内容説明
十二世紀半ば、草深い原野に館を設けた豪族江戸氏。以来、太田氏、上杉氏、北条氏、徳川氏、そして皇室へと、主を替え姿を変え、保たれてきた江戸城。江戸時代に全国の技術・労力を結集して築かれた城の壮大さと、歴史に占める重みとは他に類を見ない。その築城術や、政庁として、将軍の居城としての役割、城内の生活なども含め、現在は姿なき巨城を様々な視点から概観した好著。
目次
1 江戸氏の館
2 道潅築城
3 関東転封
4 天下普請
5 築城術
6 江戸城の構造
7 城内の諸役所
8 年中行事
9 城内の生活
10 江戸城開城
11 皇城
著者等紹介
村井益男[ムライマスオ]
1926年香川県生まれ。日本大学法文学部史学科卒業。専攻は日本近世史。東京大学史料編纂所教授、日本大学教授などを歴任。文化財保護審議会や千代田区史などの編纂にも関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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