講談社学術文庫
神と仏の間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597983
  • NDC分類 387
  • Cコード C0139

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

10
「神々の名には、明治維新後の神道国教化政策に呼応して…国家への随順の道徳規範をあたえていこうとしたさいに、つけられたものが少なくない…日本人にとっての神は、神を通じて家族、一族の意識を一つに結集させる機能をもっていた…田の神・農神とよばれる神はもちろん、雷神・オテントウサマ・牛神・ソウゼンサマなどの神々も畢竟は、農事の円滑な進み、その成果のゆたかであるようにとの願いをかけて祀られてきた」「人間の死霊は、中国では人鬼といわれたが、天神・地祇・人鬼のうちで、人鬼をはずした神祇だけが…神の範疇にいれられていた」2017/12/14

マウンテンゴリラ

1
仏教における仏、神道における神、そしてそれらのものとはまた異なった日本人が古来より持つ土着信仰。それらの関係を、修験道や地蔵信仰、ミロク信仰を通して、明らかにしようという興味深い論考であった。たんに上からの強制、もしくは意図的な普及によるものではなく、民衆のなかに自然と神仏の観念が入り込んで行く様子が、文字通り自然に納得出来るような話であった。たしかに、われわれ民衆のなかに、現在に至るまでも神と仏を敢えて区別せず、混同するような感覚があるのは、たんに無知によるものだけではなく、→(2)2016/03/29

紫暗

1
タイトルから想像するような内容とは少しすれていたような気がしました。確かに神と仏が日本では混在してきたという話ではあるのですが、体系的にまとまっていないのでわかりづらいです。修験道はどちらによりものでもなかったのが廃仏毀釈の際にどちらかによらざるを得なかったとか、そういった感じで、どうして、どのように、いつから神と仏は混在していたのかという話ではないです。神と仏の間にある民間信仰という意味ではそれなりの内容があるかとは思います。2011/08/10

さんとのれ

0
神と仏の間というか、民間信仰と神仏の間、という感じの内容。信仰と宗教との本質的な違いに関してはなるほどと思った。これは日本人の宗教観を考える上で結構大きい要素なのかも。2015/09/15

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