講談社学術文庫
エゾの歴史―北の人びとと「日本」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597501
  • NDC分類 211
  • Cコード C0121

内容説明

北樺太から黒竜江を遡りアジア大陸へ。北方の民はかつて大陸と壮大な交易を展開していた。エゾとは、エミシとは何者なのか―。日の本・唐子・渡党。記録の間に垣間見える彼らの姿を浮かび上がらせ、そしてついには東北・北海道へと北上拡大する「日本」に組み込まれてゆく過程を活写する。北の地に繰り広げられた、もうひとつの「日本史」の探究。

目次

序章 エゾ地の交易
第1章 エゾから見たエミシ論
第2章 エゾの登場
第3章 エゾと擦文文化
第4章 波涛を越えて
第5章 未完の王権
第6章 「エゾ」政権から「和人」政権へ
第7章 底抜け鎖国体制―北からの道・北への道
第8章 エゾ地の閂
第9章 エゾ地の人別帳
終章 北方史研究私論―おわりにかえて

著者等紹介

海保嶺夫[カイホミネオ]
1943年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。文学博士。専攻は、日本近世史。元北海道開拓記念館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yanoms

3
エミシ、エゾ、アイヌ、それぞれの定義とそのブレに触れながら、民俗学・民族学・文献学・考古学など様々なアプローチでエゾの歴史を紐解いていく。北方史が決して一枚岩ではないことが分かる。単一民族神話を考察する上でも役に立つ一冊。こりゃえエゾ。2011/11/28

Teo

3
面白い。2007/08/23

 

2
複雑な「エゾ」の歴史について、頭の中を上手く整理するのに役立った。2009/10/20

りり課長

1
アイヌの歴史の勉強のために。文庫にしては著者の語り口には違和感があった。2010/09/22

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