講談社学術文庫
中世都市 鎌倉―遺跡が語る武士の都

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597136
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0121

内容説明

世界遺産登録を目指し、発掘調査の進む鎌倉。武家屋敷跡、陶磁器、銭貨等、出土した遺物は、国内はもとより遠く中国からも膨大な物資や技術を引き寄せ、呑み込んだ消費都市鎌倉の実相を物語る。文献史料だけでは見えてこない武士の栄華の実態、庶民生活、食文化等々、興味深い事象を考古学的洞察で究明、読者を中世史学の新たなフィールドへと誘う。

目次

はじめに―鎌倉学事始?
第1章 鎌倉を歩く
第2章 武家屋敷を訪ねて
第3章 お寺に行こう
第4章 お墓はどこに
第5章 鎌倉の「食」
第6章 「消費」する都市
むすびにかえて―幕府最期の日とその後

著者等紹介

河野真知郎[カワノシンジロウ]
1948年、東京生まれ。上智大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。鶴見大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Guro326

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★★★★▲ もう、なんていうか。なんで、まだこの本を手にしていなかったのか、というくらい、中世の鎌倉が鮮やかに(もちろん大量の遺跡という証拠をもって)描かれている。遺跡発掘というと、跡から想像するだけと思っていたが、中世の鎌倉の遺跡は、吾妻鏡を始めとする文献との符合があって、確たるものになる面白さがある。ほんとうを言えば若宮大路も小町通りもぜーんぶ建物を取り払ってガッツリ発掘したら、それこそ大世界遺産級の発見があるのだろう。/鎌倉を知る道のりは遠い。遠すぎる。2017/01/13

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