内容説明
世界遺産登録を目指し、発掘調査の進む鎌倉。武家屋敷跡、陶磁器、銭貨等、出土した遺物は、国内はもとより遠く中国からも膨大な物資や技術を引き寄せ、呑み込んだ消費都市鎌倉の実相を物語る。文献史料だけでは見えてこない武士の栄華の実態、庶民生活、食文化等々、興味深い事象を考古学的洞察で究明、読者を中世史学の新たなフィールドへと誘う。
目次
はじめに―鎌倉学事始?
第1章 鎌倉を歩く
第2章 武家屋敷を訪ねて
第3章 お寺に行こう
第4章 お墓はどこに
第5章 鎌倉の「食」
第6章 「消費」する都市
むすびにかえて―幕府最期の日とその後
著者等紹介
河野真知郎[カワノシンジロウ]
1948年、東京生まれ。上智大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。鶴見大学文学部教授
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