講談社学術文庫<br> 五代と宋の興亡

個数:

講談社学術文庫
五代と宋の興亡

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月19日 05時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596795
  • NDC分類 222.051
  • Cコード C0122

出版社内容情報

唐末五代の動乱を制した北宋の皇帝権力は、科挙に合格した文人官僚が支えた。しかし北方の遼や西夏、金への防備は財政を悪化させ、大地主・大商人と結託した官僚の悪政も新法・旧法の党争を招き北宋は滅亡。杭州を都とした南宋は、金と和約後開発が進み、都市は空前の繁栄を示す。朱子学や印刷術など文化・科学の発展も目覚ましい宋代300余年の興亡。

第1章 五代十国の推移と節度使体制
第2章 宋政権の成立と官僚体制
第3章 北宋をめぐる国際関係
第4章 官戸形勢戸の土地所有と貨幣経済・財政の拡大
第5章 王安石の新法――神宗朝の政治・財政改革
第6章 新旧両党の抗争と北宋の滅亡
第7章 南宋の政治状勢と金との関係
第8章 南宋の滅亡
第9章 宋代の農業の発展
第10章 商業の発達と都市の発展
第11章 宋代の文化


中嶋 敏[ナカジマ サトシ]
著・文・その他

周藤 吉之[スドウ ヨシユキ]
著・文・その他

内容説明

唐末五代の動乱を制した北宋の皇帝権力は、科挙に合格した文人官僚が支えた。しかし北方の遼や西夏、金への防備は財政を悪化させ、大地主・大商人と結託した官僚の悪政も新法・旧法の党争を招き北宋は滅亡。杭州を都とした南宋は、金と和約後開発が進み、都市は空前の繁栄を示す。朱子学や印刷術など文化・科学の発展も目覚しい宋代三百余年の興亡。

目次

第1章 五代十国の推移と節度使体制
第2章 宋政権の成立と官僚体制
第3章 北宋をめぐる国際関係
第4章 官戸形勢戸の土地所有と貨幣経済・財政の拡大
第5章 王安石の新法―神宗朝の政治・財政改革
第6章 新旧両党の抗争と北宋の滅亡
第7章 南宋の政治情勢と金との関係
第8章 南宋の滅亡
第9章 宋代の農業の発展
第10章 商業の発達と都市の発展
第11章 宋代の文化

著者等紹介

周藤吉之[スドウヨシユキ]
1907年島根県生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。東京大学文学部教授を経て、東洋大学教授。1990年没

中嶋敏[ナカジマサトシ]
1910年石川県生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。東京教育大学教授を経て大東文化大学教授、東洋文庫研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

17
172頁。唐朝の中期以後、均田制が崩壊すると、均田農民の間に階層文化がおこり、そのある者は土地を集積して豪族となり、ある者は産を失って豪族の小作人、すなわち佃戸となった。これらの豪族たちは唐末・五代の武人政治の下で勢力を蓄積した。このような地方の豪族・地主層、すなわち形勢戸は宋代になると多く科挙に合格し、政界・官界に進出して官僚となった。このように形勢戸で子弟を官僚とした家を官戸という。官戸・形勢戸は農村で荘園を経営し、荘園には管理人を置いた。要するに、官戸・形勢戸は農奴的な佃戸の耕作の上に立っていた。2023/05/01

Hatann

6
五代十国から南宋末までを素描する。唐滅亡後も節度使を頂点とする武断政治が続いたが、宋の統一時にて地方の軍事力を支配し専制君主権下の官僚政治体制に移行する。武よりも文が重んじられ、宋代にては国全体の経済力が向上したが、官戸形勢戸が土地を寡占して格差が激しくなり、遼・西夏・金など北方民族に比して軍事力が脆弱となり、その戦争・外交に多大なる費用が必要となり、費用捻出のために国民をますます苦しめた。他方、金の指導者層も中国文化に取り込まれて奢侈になり堕落して、のちにモンゴルに蹂躙された。そして南宋も滅ぼされた。2020/02/09

Mana

5
唐が滅亡してから宋ができるまでの流れがよく分かった。武人政権が立ち、武人政権であるが故に弱ってくるとすぐ部下にとって変わられてしまい、立て続けに華北の王朝が五つも変わり六つ目の宋が江南も制して統一王朝を立ち上げる。隋の前の南北朝もだけど、中国の歴史を見ると華北と江南は結構別れることが多いんだなと思った。宋がそれまでの五代と違って長続きしたのは、節度使の力を奪って文人政治に舵を切ったことで成り代わられるリスクを排除できたのかな。2020/12/13

鴨の入れ首

3
2004年刊。図書館本です。中国史のうち五代十国時代と北宋・南宋の時代を概説しています。制度史・社会史・文化史を詳しく解説していて、俯瞰的に眺めることが出来そうです。どちらかと言えば、中国史の中上級者向け。2025/04/16

中島直人

2
西欧で神聖ローマ帝国が建国される頃、中国では既に紙幣が発行され、信用創造といった金融政策的な政策検討がなされていたとは。改めて宋代における中国のダイナミズムに驚くと共に、何がその後の西欧諸国との国力の逆点をもたらしたのだろうか。2011/07/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/33429
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品