出版社内容情報
大衆が支え、名人が磨いた古典落語。「まんじゅうこわい」「代脈」「妾馬」「酢豆腐」など代表的な二十編を厳選した、好評第二弾。冴える話芸、こぼれる笑い
「まんじゅうこわい」「妾馬」「酢豆腐」「品川心中」…
「濃いお茶が一ぱいこわい」、「酢豆腐はひと口にかぎりやす」――。大衆に支えられ、名人たちによって磨きぬかれた伝統話芸・古典落語。本書は「まんじゅうこわい」「代脈」「妾馬」「酢豆腐」など、代表的な19編を厳選。明治・大正・昭和の速記本をもとに完全再現し、日本人の笑いの源泉を描き出す。笑いとともにあった庶民の暮らしが、ここに甦る。
「ああこわい、こわい……ああ、唐まんじゅう……こういう高いものは、こわいからまっさきに消えてもらわなくては……中は……わあ、いいあんこだな……こわい、こわい(中略)」と、熊さんはまんじゅうを食べはじめました。(中略)「やい、熊公、てめえがほんとうにこわいのは、いったいなんなんだ?」「えへへ、このへんで、濃いお茶が一ぱいこわい」――(本書「まんじゅうこわい」より)
まんじゅうこわい
酢豆腐
代脈
船徳
大工調べ
宮戸川
妾馬
品川心中
富久
千両みかん
たちぎれ
茶の湯
小言念仏
禁酒番屋
百川
金明竹
花見の仇討ち
山崎屋
茗荷宿屋
落語と日本文学
落語人物誌
興津 要[オキツ カナメ]
編集
内容説明
「濃いお茶が一ぱいこわい」、「酢豆腐はひと口にかぎりやす」―。大衆に支えられ、名人たちによって磨きぬかれた伝統話芸・古典落語。本書は「まんじゅうこわい」「代脈」「妾馬」「酢豆腐」など、代表的な十九編を厳選。明治・大正・昭和の速記本をもとに完全再現し、日本人の笑いの源泉を描き出す。笑いとともにあった庶民の暮らしが、ここに甦る。
目次
まんじゅうこわい
酢豆腐
代脈
船徳
大工調べ
宮戸川
妾馬
品川心中
富久
千両みかん
たちぎれ
茶の湯
小言念仏
禁酒番屋
百川
金明竹
花見の仇討ち
山崎屋
茗荷宿屋
著者等紹介
興津要[オキツカナメ]
1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学。1999年没
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