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講談社学術文庫
コルテス征略誌―「アステカ王国」の滅亡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061595811
  • NDC分類 256
  • Cコード C0122

内容説明

「アステカ王国」の滅亡は、中米の神話的世界と覇権拡大をはかる欧州の激突の結果であった。豊かな文化に彩られた黄金の王国、その繁栄と民族の精神は、侵略者との凄絶な闘争や伝統宗教のキリスト教との習合などを通じて多くを失っていく。征服者コルテスとアステカ王モンテスーマの人物像に公平に光をあて、新たな視点で追究した王国滅亡への道。

目次

第1部 黄金の国メキシコ(黄金の新大陸;戦慄の生け贄の神殿;コルテスの出発 ほか)
第2部 呪われた祝祭(モンテスーマ王現る;心臓を抉られた生け贄;モンテスーマ王の幽閉 ほか)
第3部 「アステカ王国」の崩壊(モンテスーマ王の死;首都からの脱出;神よ、救い給え ほか)

著者等紹介

コリス,モーリス[コリス,モーリス][Collis,Maurice]
1889年ダブリン生まれ。インド駐在イギリス政府文官。アイルランド民族主義者として知られる。45歳で引退、文筆生活に入る。1973年死去

金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年生まれ。東京大学文学部卒業。専攻はドイツ文学。広島大学、静岡大学、日本大学の教授を歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Hiro

2
スペインの植民地支配ってどんなだったんだろう、という思いつきで読んでみた。中南米征服というと、伝染病の伝播だったり火器による圧倒ばかりのイメージだったんですけど、意外にもコルテスの一連の作戦は、逆境のなか巧みに軍事と政治と人間力をフル活用した、チャレンジ極まるアクションの結果であったようです。スペインもアステカ帝国も、生き死にをかけた大事な局面が宗教によって強烈に左右されているのが悲しい。2013/11/03

偽教授

1
詳しすぎて困るくらい詳述されている2018/08/02

みんと

1
タイトルのコルテスより、モクテスマのほうが優遇されてました。テスカトリポカ等の神の名前が、意味の「噴煙の鏡」等と初出以降ずっと書かれてるので、他の本で先に名前で覚えてると逆に分かりにくかったです。2011/01/14

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