内容説明
フィレンツェの名家・メディチ家の栄光とともにあったイタリア・ルネサンス。名主ロレンツォの黄金時代からコジモ一世の最盛期へ―輝く家名とその陰の悲劇の数々は、人間の再生を謳歌する時代の繁栄と頽廃に重なりあう。世界史にその名を残す華麗なる一族の裏面史を通して人間の悪と欲望を描き出し、ルネサンス的人間像を探究する異色の長編評伝。
目次
メディチ家の登場
大ロレンツォ
パッツィ家の陰謀
大寺院の惨劇
ロレンツォの死、不運のピエロ
ローマ劫略
ロレンザッチオの悲劇
コジモ大公
幼ない恋の悲劇
アベルとカイン
ルクレツィアの死
もう一人のエレオノーラ
スタンダールへの挨拶
絶世の美女ビアンカ
枢機卿の陰謀
ペッレリーナの密通
美少女の運命
カーミラの青春
著者等紹介
中田耕治[ナカダコウジ]
1928年生まれ。明治大学文学部卒業。小説家、評論家。元女子美術大学教授。戦後、「近代文学」の同人として文壇に登場し、以後、劇作、海外文学の翻訳と紹介、小説、評伝と多才な著作活動を展開する
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