内容説明
英語に関する疑問の九〇パーセントは、辞典の中に答えがある。使い切れずに眠る英語・英米文化情報の宝庫=英和・和英・英英辞典。その精巧な構造を明らかにし、豊かで正確な情報を引き出す方法を詳述するとともに、三辞典の連係法、語感・文化的背景の読みとり方を提示。数多い英語辞典の特色とその質的変遷、自分に合う辞典を選ぶガイドも併載。
目次
1 私と辞書との出会い、つきあい
2 辞書の楽屋裏
3 英和辞典を使いこなす
4 英英辞典を使いこなす
5 和英辞典を使いこなす
6 辞書離れ、そして再び辞書へ
著者等紹介
笠島準一[カサジマジュンイチ]
1949年、大阪生まれ。上智大学外国語学部英語学科を卒業後、同大学大学院修士課程修了。1982年、米国ジョージタウン大学にてPh.D.を取得。現在、上智大学外国語学部教授。専攻は応用言語学。とくに外国語教授法、外国語のテスティング
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感想・レビュー
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サアベドラ
2
英和、和英、英英辞典のそれぞれの効果的な利用法を指導。そこまで画期的な使い方は書いてないが、語学やってるひとはとりあえず読んどくと何かと便利だと思う。2012/01/08
unusb
1
国語辞典に違いがあるなら英語辞典にも違いがあるはずだ,と思い読んでみた一冊.英語辞典には,ネイティブ用・非ネイティブ用の辞書が(やっぱり)あるそうだ.本書の中で,筆者は,英英・英和・和英の三つの辞典を上手く使うことを提唱している.使いこなせるようになるにはまだまだ時間がかかるかもしれないが,本書によって英語辞書の見方を変えられたことは大きな収穫であった.2015/10/04
あやてい
1
ちょっとした合間に数ページずつ読んだ。3か月ほどもかかったが、興味深い本だった。書いてある通りに実践できるというものでもないけれど、個々の辞典のツボをよくとらえて利用すべしという点が意義深い。あらためて「辞書はみな同じではない」という言葉が浮かぶ。英英辞典万能論を排しているだけでなく、英英辞典にも英語ネイティブ用(つまり英語話者用の国語辞典)と英語学習者用のものがあるので選択を間違うな、などのアドバイスは有益だ。文庫版刊行にさいしての補論である、最近の英和辞書の進化とその理論的裏付けの部分が興味深い。2013/07/18
noritsugu
1
英英使わないとダメだ!という了見の狭いことは言わず、英和・英英・和英それぞれの良さを紹介。2010/05/17
chima
0
Yesterday, Father and Mother Asakusa go, Junikai up, and ate ox ten men before.2014/01/27