内容説明
現代文明は人類に物的な豊かさをもたらした。だが反面、私たちは果てしなく欲望をふくらませ、人間として大切な多くのものを失ってきたのではないだろうか―。ヴァグネルは精神や思想、言葉、家庭、教育など日常的なテーマをとり上げて簡素の本質を論じ、人間の永遠の幸福の基礎は心の簡素、生活の簡素にあると説く。百年前の書でありながら、今もなお新しい。
目次
複雑な生活
簡素の精神
簡素な思想
簡素な言葉
簡素な義務
簡素な欲求
簡素な楽しみ
営利精神と簡素と
売名と世に知られぬ宝と
世俗趣味と家庭生活と
簡素な美
交際関係における傲慢と簡素と
簡素のための教育
むすび
著者等紹介
ヴァグネル,シャルル[ヴァグネル,シャルル][Wagner,Charles]
1852~1918。フランスの宗教家・教育者。はじめプロテスタントの牧師となるが、のち教会を離れ「魂のふるさと」という寺院を創立、社会事業、初等教育の発展に貢献
大塚幸男[オオツカユキオ]
1909年佐賀県生まれ。九州帝国大学卒業。福岡大学名誉教授。専攻はフランス文学・比較文学
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