内容説明
上巻ではマルコ、マタイ、ルカ三福音書の固有のイエス・キリスト像が明らかにされた。本巻はそれらのキリスト像が造型される元となったイエス伝承にみえるさまざまなキリスト像を精緻に解明。独自の「文学社会学」の方法で、イエスの実像や福音書のキリスト像を追究する新約聖書の第一人者が、その基礎資料を読み解く注目の書。
目次
1 主の言葉(ロギア(または、知恵の言葉)
預言的・黙示的言葉
律法の言葉・教団宗規
「私」言葉 ほか)
2 アポフテグマ(論争;対論;伝記的アポフテグマ)
3 物語(奇跡物語;歴史物語と聖伝)
付論 Q資料
著者等紹介
荒井献[アライササグ]
1930年秋田県に生まれる。東京大学教養学部教養学科卒業。東京大学大学院西洋古典学博士課程修了。ドイツ・エルランゲン大学よりDr.Theol.(神学博士)取得。現在、恵泉女学園大学学長、東京大学名誉教授。主著に『原始キリスト教とグノーシス主義』『イエスとその時代』『新約聖書とグノーシス主義』『新約聖書の女性観』『問いかけるイエス』『トマスによる福音書』『聖書のなかの差別と共生』など
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感想・レビュー
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優希
41
再読です。固有のイエス・キリスト像が明らかにされましたが、それらが造型される元となる伝承を丁寧に解き明かしています。様々なキリスト像を解明していくことで、実像のみならず、福音書のキリスト伝承から独自の方法で追求していくのが興味深いところでした。基礎資料を読み解く研究書と言ってもいいでしょうね。2023/12/01
優希
40
固有されたイエス像が明らかにされましたが、そこに至るまでの伝承を見ることができました。様々なイエス像を丁寧に解明していくことで、イエスの実像や福音書のイエス像を追求しているのですね。福音書を基礎資料に、イエスが研究されているのが興味深いです。2022/02/02
gtn
20
イエスの言葉には「譬」が多い。仏法も「方便」を多用する。それは、民衆を幸福にする真理が言葉で言い表せぬほど尊いからだろう。ゆえに、イエスがこう言ったからと、原理主義的にそのまま実践するのは、イエスの意を汲まぬ愚者。2023/10/09
Tonex
0
思ったより読みにくい。これは線を引いたり色を塗ったりしながらじっくり読まないとだめかも。さらっと目を通しただけでは頭に入らない。世の中にはもっとわかりやすく書かれた解説本がいくらでもある。とりあえず保留。縁があったらまた手に取ることもあるだろう。2013/09/29
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