内容説明
新約聖書にみられる多様なイエス・キリスト像。そのなかでマルコ、マタイ、ルカは歴史のイエスについての伝承をもとに、どのような視座から福音書を編集し、それぞれ固有のイエス・キリスト像を造型していったのか。本巻はその過程を社会的背景とともに追及。日本の新約聖書学の第一人者が著したイエス・キリストを理解するための基本的かつ必須の書である。
目次
1 イエスとキリスト(イエス・キリストとの出会い;イエスとキリスト;イエスからキリストへ)
2 福音書のイエス・キリスト(イエス伝承と福音書;マルコによるイエス・キリスト;マタイによるイエス・キリスト;ルカによるイエス・キリスト)
3 イエス・キリストと現代(「イエス・キリスト」の多様性;イエス・キリストの現代性)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
45
新約聖書を読んでいると、様々なイエスが描かれているのが分かります。それらはどのような視点で書かれたのかを読み解いていました。固有のイエス像が何故造形されたかということ、そしてイエス理解に基本である著だと思います。下巻も読みます。2022/02/02
優希
35
再読です。新約聖書のイエス・キリスト像は多様な姿です。その中で歴史のイエスについての伝承から固有のイエス・キリスト像を作り出しているのですね。社会的背景をもとに追求し、理解するための基本の論文と言えるでしょう。2023/12/01
gtn
17
イエスは罪人の罪を赦し、間接的に、弟子たちの不信に批判を加える。十字架で串刺しにされたイエスに対し、弟子として贖罪するには、イエスを宣揚するしかない。キリスト教は弟子たちの止むに止まれぬ思いで広まったことが分かる。イエスは人間の急所を知っている。2023/09/19
Tonex
1
先に元本の『人類の知的遺産第12巻イエス・キリスト』に軽く目を通し、出版当初の全体構成を把握してから読んだので、いきなり読むより理解できた。この分野の本を読み始めた頃は意味のわからなかった「Q資料」「アポフテグマ」といった用語にも馴染んできた。それでも専門的な部分はやはりよくわからない。とはいえ、ここ半月ほどで福音書に関する理解が飛躍的に進んだので、良しとしよう。この本にはマルコ、マタイ、ルカの三福音書の分析しか載っていないがヨハネ福音書についての解説も読みたい。トマス福音書も一通り読んでみたい。2013/09/28
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