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講談社学術文庫
新装版 源氏物語〈5〉 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 465p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061594609
  • NDC分類 913.369
  • Cコード C0193

内容説明

女三の宮の出家と、最愛の女性・紫の上との死別。愛する人々との別れに世の無常を見果てた源氏は、栄華と愛憎と憂愁とに彩られた生涯を振り返りつつ、しずかに物語の舞台から退場する。そして幕を上げる、新時代を代表する貴公子・匂宮と薫による新たな物語。「柏木」から“匂宮三帖”(「匂宮」「紅梅」「竹河」)までを収録する、今泉完訳『源氏』第五巻。

目次

柏木
横笛
鈴虫
夕霧
御法

雲隠
匂宮
紅梅
竹河

著者等紹介

今泉忠義[イマイズミタダヨシ]
1900年愛知県生まれ。1923年国学院大学文学部卒業。国学院大学名誉教授。文学博士。1976年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

47
柏木から竹河までの物語。愛する女性を失った光源氏は世の中の無情を見たのでしょう。栄華と愛憎と憂愁に彩られた人生を閉じます。そしていよいよ匂宮と薫を軸にした新たな物語の始まりですね。また新たな恋の予感です。2023/04/28

優希

36
愛する女性を失い、世の無情を見た光源氏。栄華と愛憎と憂愁に満ちた生涯に想いを馳せながら。静かに人生の幕を閉じるのが美しく見えました。そして物語は匂宮の物語へと移ろっていくのですね。2024/04/25

Tonex

1
文庫本全7巻中のまだ第5巻なのに、光源氏が死ぬとは思わなかった。しかも死去の場面は一切描かれない。『雲隠』の巻は巻名だけが存在して本文が存在しないというアクロバティックな技巧が使われている。「雲隠」というタイトルに源氏の死が暗示されているらしい。後世の人の捏造という説もあるようだが、面白い。2014/11/26

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