内容説明
雲居の雁との恋を成就した夕霧は中納言となる。准太上天皇となった源氏の四十賀宴も盛大におこなわれ、「光源氏の物語」は大団円へ進むかに見えたが…。栄華の頂点から世俗の汚濁へと巻きこまれていく源氏たち登場人物の心理描写の鋭さによって、作品世界はその深みを増す。完訳『源氏』第四巻は、「藤袴」から「若菜下」までを収録する。
目次
藤袴
真木柱
梅枝
藤裏葉
若菜上
若菜下
著者等紹介
今泉忠義[イマイズミタダヨシ]
1900年愛知県生まれ。1923年国学院大学文学部卒業。国学院大学名誉教授。文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
46
藤壺から若菜下までになります。ようやく折り返しといったところでしょうか。光源氏の余生も大団円に進んでいくのかと思いきや、栄華から世俗へと転落してしまうのですね。鋭い眼差しが光っているようでした。2023/04/28
優希
35
ようやく折り返し地点です。光源氏の物語は大団円に歩むと思いきやそううまくはいかないものですね。栄華から世俗へと転落していきます。光源氏を取り巻く人々の心理描写の鋭さが複雑な物語となり、より世界観が深まっていくのを感じました。2024/04/25
Tonex
1
やっと折り返し地点。まだ先は長い。こういう長大なものは、読もうと思ったときに一気に読まないといつまでたっても読めない。とはいえ、さすがに苦しくなってきた。登場人物がそれぞれ年齢を重ね、それにつれて呼び名が変わり、新キャラも次々登場し、人間関係はますます複雑になる。ウィキペディアで各巻のあらすじや解説を参照しながら読むと少し楽。それにしても『若菜』の巻はとんでもなく長い。このバランスの悪さ、まさにカオス的小説。TVドラマに例えると、通常は1時間番組なのに、この回だけ5時間スペシャルといった感じなのだろう。2014/11/25




