講談社学術文庫<br> あるカトリック女性思想家の回想録―大いなる友情

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講談社学術文庫
あるカトリック女性思想家の回想録―大いなる友情

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061594463
  • NDC分類 198.2
  • Cコード C0116

内容説明

ロシアのユダヤ人迫害を逃れ、フランスへ移住した哲学者で、詩人で、祈りの人、ライサ・マリタン。パリでの壮大な精神のドラマ、数々の出会いと友情―哲学者ベルクソン、画家ルオー、作家レオン・ブロワ。科学的実証主義万能の時代、人間存在の根源は何かをひたすら求め彷徨う、深く澄んだ魂をもつ一人の女性が、半生を回顧し、その懊悩の軌跡を美しい詩的文章で綴る。

目次

第1章 マリウポリ
第2章 パリ
第3章 ソルボンヌ
第4章 アンリ・ベルクソン
第5章 レオン・ブロワ
第6章 聖者の呼び声
第7章 学校の天使に出会うまで

著者等紹介

マリタン,ライサ[Maritain,Ra¨issa]
1883年、ロシアのロストフ生まれ。ジャック・マリタン夫人。ソルボンヌ大学に学ぶ。1960年、パリで没す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

50
自らの半生を回想しています。ロシアのユダヤ人迫害から逃れるようにフランスへと移住し、精神のドラマが繰り広げられているように感じました。カトリックならではの想いも語られ、共感できます。2022/02/01

ハンギ

1
哲学者ジャック・マリタンの妻であり共著者でもあるライサ・マリタンの著書。仏でのカトリックルネッサンスを支えた人物らしい。原書の半分を訳出したものでちょっと物足りない。続きが気になる。1940年の欧州の戦争前夜に、自分の半生を回顧したもの。出身はロシアのマリウポリ(現ウクライナ、ドネツク周辺)。そこから少女時代に家族に連れられパリに移住し、そこで帰化する。ソルボンヌ大学で学び、コレージュドフランスにいたベルクソンに感化され、カトリックの作家だったレオンブロワの影響でユダヤ教からカトリックに改宗。2014/05/27

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