内容説明
戦後半世紀、国土の相貌は激変した。在りし日の豊かな空間が急速に失われつつある今、わたしたちは環境の問題をいかに考えればよいのか。西行・慈円・熊沢蕃山の思想に改めて評価を与え、「空間の豊かさ」の本質を問い直すとともにそこから導き出されるアイデアを現代に活かす道を探る。混迷深い環境問題への示唆に富んだ提言の書。
目次
第1章 「空間の豊かさ」
第2章 空間の解釈と風景の創造―西行
第3章 闇と静寂の風景
第4章 「ローカルであること」と「グローバルであること」―慈円
第5章 環境土木の哲学―熊沢蕃山
第6章 山川草木国土論
第7章 原生自然と空間の履歴
第8章 空間を貧しくするもの―物神化と概念化
第9章 ソフトな社会資本としての地名・住居表示
第10章 社会資本の整備と空間の思想
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ymazda1
2
熊沢蕃山の話とか、「松林図」と三夕の歌の「立つ」の話とか、印象に残る内容がたくさんあった本だっただけに、愛知万博を訪れて、「下を歩けるじゃん」「空中回廊も新品の鉄骨じゃん」みたく、桑子も参画していたはずの基本構想とかけ離れた会場の姿にショックを受けたのは、今でも忘れられない。。。
4610tosan
0
中世から近世にかけての日本人の環境の捉え方を見直して、昨今のものと心を分けて考える近代的な環境論と一線を画す、という考え方のようですが、心のありようや自然への身の置き方がピンと来ない感じでした。西行や十日町など具体的な文は魅力的でしたので、西行の風景を読んでみます。この方の本は新しい具体的な案件の方が面白いかもしれませんが。2013/06/16
火ぐま
0
むずい2013/05/26
Gyo
0
前半は西行や慈円といった思想家たちが自然をどうとらえていたか、後半は自然開発と環境保護についての価値的な部分について主に言及されていた。2020/05/19
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