講談社学術文庫<br> アウシュヴィッツ収容所

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講談社学術文庫
アウシュヴィッツ収容所

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  • サイズ 文庫判/ページ数 460p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061593909
  • NDC分類 946
  • Cコード C0122

内容説明

祖国ドイツを愛する忠実な軍人であり、「心をもつ一人の人間」であったアウシュヴィッツ強制収容所所長ルドルフ・ヘスが、抑留者大量虐殺に至ったその全貌を淡々とした筆致で記述した驚くべき告白遺録。人間への尊厳を見失ったとき、人は人に対してどのようなこともできるのだろうか。

目次

第1部 わが魂の告白(幼い一匹狼;戦争に憧れて;義勇軍志願;獄窓の中で;母なる大地へ;ナチ親衛隊に帰る;非国民との闘い ほか)
第2部 ユダヤ人と私たち(ユダヤ人をどう処理したか;ヒムラー隊長と私)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

69
巨大で異常な装置に組み込まれた哀れな中間管理職像を強調してみたとて、おぞましさは消えるものではない。独特な生真面目さで任務を遂行する姿に戦慄はいや増す。しかし己が身一つでこのシステムにどう抗えただろうかとも思う。2020/10/29

Willie the Wildcat

65
人の心と組織を狂わせる過程。非日常も、それが続けば日常となる。組織の求める成果を通した達成感。宗教への失望、義勇軍時代の虐殺などが、著者の神経をマヒさせたのかとも推察。一方、真面目な(?)反ユダヤ主義、ユダヤ人の金が収容所に災い(?)を齎すなど、言葉の端々に心身に染みついた偏見を垣間見る。戦争が人を狂わせた、という論理だけでは納得しきれない印象。矛盾が矛盾を招く結果、”見せかけ”の正論となるのか。民族の純粋性とは優越性を意味するのだろうが、嫌な響きだ。2016/05/15

キムチ

63
思想評論家片岡氏の手による本邦初訳から20余年。「ベルリンの壁崩壊」前に逝去されたナチズム研究家の雄 ブローシャ―ト氏の優れた示唆に導かれ 幾重にも積み上げられていく「政治・犯罪・モラル」のダイナミズム。何故 ヘスの如き「一般良識を装う」人が生まれ社会に存在するのかを解明することは脳の理解力を凌駕する。読み続けるにはかなりのタフネスを要求し、大袈裟だが血反吐を吐く想いで頁を捲る。強制を伴わぬからこそ自由に自分を吐露したと語るヘス。しかし、死の収容所所長として君臨したのではなく、任務に応じたと平然と語り、2021/12/26

GAKU

62
アウシュヴィッツ強制収容所所長ルドルフ・ヘスの手記。加害者側が書いたホロコーストに関するノンフィクションを読むのはこれが初めてです。読む前はヘスの事を、冷酷非道、サディスティックで、残忍な人間とイメージしていたのですが、こちらを読む限り全然違いました。ここにかかれているヘスは盲目的に、上司の命令を忠実に実行する中間管理職といった感じでした。悲惨な虐殺の描写や、それに対する本人の心理が淡々と、第三者的な立場で書かれており、何か言いようのない違和感、不快感を感じました。どこかで自分を美化しているのかな? 2016/05/26

雪月花

50
映画「関心領域」を観て、ルドルフ・ヘスという人間をもっと知りたくなり、ヘスが処刑される前に書いた手記である本書を手に取った。聖職者の道を用意されていたにもかかわらず、第一次大戦で兵士になることを選び、義勇軍に志願したヘスは、動物が好きで決して根っからの悪人ではなかった。自分は強制収容所勤務には向いていない、とヒムラ―に訴える勇気もなく、アウシュビッツ収容所の所長となる。個人的には一人も自らの手で虐殺したことはなく、ユダヤ人虐殺は誤りだったと述べるヘスだが、命を失った600万ものユダヤ人を想うと複雑である。2024/07/06

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