講談社学術文庫<br> ヘーゲルの歴史意識

講談社学術文庫
ヘーゲルの歴史意識

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061593510
  • NDC分類 134.4
  • Cコード C0110

内容説明

ルネサンス以来の西欧近代思想を論理学、自然哲学、精神哲学からなる体系に構築して、現代哲学の母胎となったヘーゲル哲学。本書はその形成と思想的遍歴を大著『精神現象学』や『民族宗教とキリスト教』などから探りつつ、筆者自らの思想を、啓蒙思想批判から古代ギリシアへの讃美に至る歴史意識の帰趨の中でとらえ直す。大学紛争の経験を通して「国家」と「自由」の問題を真摯に追求した意欲作。

目次

1 啓蒙的理性の克服
2 主観道徳から運命の必然へ
3 国家の現実性
4 フランス革命と自由
5 古代ギリシャ共和国―憧憬から歴史的把握へ
6 歴史意識の帰趨

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

G .Mahler

1
積んであった本。1998年11月10日第1刷。6つの章いずれもわからせてくれるようでそうはいかない。でも間を置いてあと2,3回読めばわかってくるような気がする。著者は1969年1月の東大安田攻防戦から1年間、闘争の渦中に本格的に身を置いていた。そしてこの本のあとがきの日付が1974年7月である。この短い間に著者に何があったのか。頭いい人ってみんなこういうとこあるよなぁ。2025/11/01

dantom

1
ヘーゲル初心者にとっては、最良の入門のきっかけの書となった。晦渋なヘーゲルをここまで噛み砕いて説明してくれるのかと感激しきり。ただ、ここで終わってはいけない。このままヘーゲル自身の著書に向かわねば意味が無い。2016/11/11

SE

1
ヘーゲルは見た目に反してアクチュアルな問題に対する意識や判断力を強力に兼ね備えた哲学者であり、実は歴史哲学や社会哲学こそが彼の思想の根幹にあるともいえるが、本書は、ヘーゲルがいかなる現実と取り組む中でその歴史哲学や社会哲学を形成してきたのかを明快に教えてくれる。2016/03/28

さえきかずひこ

1
生きているヘーゲルを感じさせ、思わせ、考えずにはおれなくさせる名著である。普遍的理性への高みへと手を伸ばすヘーゲルが、揺れ軋む一個の運動体、いな、ひとりの大きな人物として読み手に肉薄する。2012/01/26

bass

0
正直、難しい。青年ヘーゲルが大衆の生活から伺える信仰をこそ重視し、神学者・啓蒙思想家共々、要は理屈をこねくり回すと批判していたのに対して、逆に自らが巨大な体系を築き上げることになる。また、フランス革命に伺える近代化傾向に共感しつつも、ドイツ統一を重視したか、立憲君主制を前提とした国家主義者へと転ずる。そういった「変化」への言及は確かにあったが、その理由までは当方には読み取れなかった。倒置法の多用など、文体に馴染めないうちは読み辛い。読み落したか?2013/11/05

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