内容説明
平安末期の歴史の転換期にあって、源氏と平家の明暗を分けたものは何か。本書は保元・平治の乱から富士川の戦いを経て一ノ谷・屋島・壇ノ浦の合戦に至る平氏一門の栄華と滅亡、そして頼朝の挙兵と鎌倉幕府成立までを詳細に解説。また後白河法皇、平清盛や木曽義仲、源義経など歴史を動かした人物像を生き生きと描き、緻密な史料分析で『平家物語』の虚構も指摘。
目次
第1章 坂東の風雲
第2章 平氏全盛への道
第3章 平氏と文化
第4章 みちのくへの旅
第5章 源氏の旗あげ
第6章 源平合戦絵巻
第7章 頼朝の制覇
第8章 鎌倉幕府
第9章 乱世を生きる