講談社学術文庫 アンシァン・レジームと革命

ｄｅ・トクヴィル，Ａ．【著】〈ｄｅ Ｔｏｃｑｕｅｖｉｌｌｅ，Ａｌｅｘｉｓ〉/井伊 玄太郎【訳】

講談社（1997/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 596p／高さ 16cm
• 商品コード 9784061592650
• NDC分類 235.05
• Cコード C0122

内容説明

「近代は諸条件の平等化に向かう」というトクヴィルにとって、絶対主義も一つの社会学的現象である。王政による中央集権は階級秩序の破壊、富の平等化、思想の同一化をもたらし、革命はその中ですでに進行・達成されていた。一七八九年の革命はアンシァン・レジームとの断絶ではなく、国家利益のために社会の地位が剥奪されてゆく歴史の産物であったと看破。『アメリカの民主政治』と並ぶ刮目の歴史論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[日々]

7点 政治機構や社会力学に対するトクヴィルの史眼は21世紀のいまでも新しい。ただ、惜しいことに書物としての構成がいまひとつ。時間が足りなかったか。

2017/02/06